シニャの趣味部屋

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【みゃーもり】劇場版『SHIROBAKO』感想【どーなつ】

劇場版『SHIROBAKO』の感想です。

shirobako-movie.com

 

公開が2020年2月29日ということで、コロナ禍直前。自粛自粛ってなる本当に直前というある意味可哀想なタイミング。

 

内容は、

倒産寸前になりみんな別の場所で働いていたムサニ

無茶スケジュールの映画作りのために再集結

俺たちの戦いはこれからだ!

という感じです。

 

では感想へ。

 

人数が減ってしまったムサニ。

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出典:劇場版『SHIROBAKO

スケジュール管理は完璧なアニメを制作していたが……、出資会社が正式決定しておらず中止となりお金がドボン。そして社長が辞めてみんな散り散りになった……と。

そんな話が回想で繰り広げられていました。

どんぶり勘定がうまくいかなくなる感じなのかな。出資者いないと始まらないし仕方ない。理由についてもちゃんと描かれていたとは思う。ただ、回想なので悲しさより立ち上がるためのスパイスという感じが強くなってしまう。

ちゃんとやめた社長はよかった。あれくらいしっかりしていないとダメなところもある。

 

エロギャグアニメとなった第三少女飛行隊2期

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出典:劇場版『SHIROBAKO

元請けになれる力のないムサニとは違う所が2期を作っていた。完全にお色気ギャグアニメと化していた。

正直、これはこれでアリだと思った。ここまでギャグに振り切ってたらいいんじゃないかな。「そうはならんやろ」を大量投下していく感じ。兵器をガッツリしつつ訳の分からないお色気ギャグがある5分アニメとかいいと思うのよ。ただこれを正式な2期でやるのはNG。ストパンだと発進しますっ!的な位置ならOK。まぁ芳佳は元からおっぱい狂だから仕方ないか。

 

女子会中の5人

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出典:劇場版『SHIROBAKO

近況報告やら愚痴やら……。一番出世したのは声優でしょうか。BSでミニコーナー的なの持ってた。5人がやりたいことをやってアニメを作る、という夢の再確認ですね。

友達だけど仕事、みたいなバランス好き。公私混同しないという所がしっかりしてるんだよね。その辺もしっかり描写しててよかった。ただ劇場版という時間のなさを考えるとちょっとカットしてもよかったかな、と思ってしまう。好きなシーンだけどもっと必要なシーンあったんじゃないかな、という気がするのですよ。

 

偶然出会う旧友たち 

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出典:劇場版『SHIROBAKO

今は別のところで働いている旧友たち。まよってるみゃーもりに刺激をくれるんだよね。

この時、10か月で劇場アニメを作ろう、という時。本当は2年のところが10か月なので相当やばい。ということで受けるかどうか含めて迷ってるんだよね。そこで出会うのが勢いしかない二人。

この二人ギャグ要因でしょ。ガソスタで出会って速攻乗り込むとかもうギャグ要因。憎めないポンコツ君と、絵なんて適当でいいって思ってた人という認識しかないけど。

この辺からいろんなキャラ出てくるんだけど、ほとんど忘れてる。何担当かは書いてくれるからわかるけど、相当な特徴でもないともうわからないのよ。

 

妄想シーンもがっつり

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出典:劇場版『SHIROBAKO

NEW GAMEでもあったけどこういうやばいシーン必ず来るよね。ミュージカル調にしたいのかまともな精神ではできないということを表現したいのかわからない。その世界を体験しないとわからないことがあるということだろうか。

リアルだと絶対やらないのよね。ゆるキャン△がドラマ化したときになでしこの動きがきつかった。二次だと兵器でも三次だときついことがある。たぶんこのシーンもそうだろう。

正直ちょっと長い気がした。映画だからたっぷり時間とったんだろうけど、全体としては時間が短くなってるので他に回して欲しかったかな。特に過去の話があっさりしすぎてる感じがするのよ。乗り越えるための踏み台にしかなってない。もう少し沈めて欲しかったということ。

 

映画を作ることになったムサニ

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出典:劇場版『SHIROBAKO

タイトルは決まっていて公開日も決まっている。「空中とは空なのか宇宙なのか」みたいな話から始まってた。言われてみればそうだよね。“そら”って聞いたら空も宇宙もあるからね。前後の文脈でわかるけどタイトルだときつそう。地球内の話だと空の方も面白そうなのよ、結局は宇宙へ行くわけですが。

倒産寸前になった中止アニメがSFだったということで基本的な流れはそこから持ってくることに。TVシリーズを映画にする……F91を思い出す。

時間的に駆け足になるから割ときつそうなんだけどなぁ。実際F91は展開速すぎて初見は意味不明まであるからね。その辺の時間的な落とし方があると思ったら特になかった。

1クールの総集編的な位置だからそこまで厳しくないのかな。SEEDでいうと鳴動の宇宙、そう考えると行ける範囲か。実質20分として120分なら半減すればいいだけだもんね。ある程度削ったらいけそう。

 

 

決戦に挑むみゃーもり

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出典:劇場版『SHIROBAKO

絵コンテ4枚しか出さずに実質中止にしようとしていた版権元が口出ししてきた。自分が元請けになって利益もらおうという魂胆らしい。ただ契約と絵コンテの遅さが問題だったことでなんとか乗り切る。

というかなぜ着物。気合い入れていったのはわかるけど……。ここの演出も時代劇風なのよ。実際はただ通っただけなのにアクションシーンになってる。もう少しドラマパートに時間割いて欲しかったな。

 

権利関係の問題は解決し完成に向けスパート。3週間前に完成させることに成功する。

みんな集まったのもあったけどよくやりきったよ。まぁ映画だから完成するんだけどね。集まってくるのも嫌がるのもしっかりしてた。みゃーもり一人に押し付けることなくそれぞれが引っ張れる人を引っ張ってくる感じ。ワンマンではない感じが出ててよかった。あくまでみゃーもりは中心であって万能ではない感じは好きである。

 

しかし、なんか足りないということで3週間前に修正を加えることになる。

気合いを入れる一同

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出典:劇場版『SHIROBAKO

自分たちもお客さんも満足できる作品を作ろう、ということで一致団結していた。

このギリギリにやってくるのがいい感じだよ。監督は絵コンテ遅いのが仕事見たな感じだったしこの安定感は必要ない。公開できるかわからないくらいでよかったと思うぞ。

そしてアニメのラストシーンが5分ほどあってED。

 

全体としてはよかった気がしますね。ただ、劇場版ということで、時間の関係から物足りなさを感じる。

ギャグパートよりドラマパートに時間使って欲しかったな。楽しく盛り上がる所とか仲間が集まってくるところはいいのよ。子供に教えることで自分たちも学ぶあたりもよかった。ただもう少ししゃがんで欲しかった。それで思いっきり跳ねて欲しかった。

この辺は感覚の問題かな。下がりすぎてもダメだしバランスが難しいのだろう。

というか本編あんまり覚えてないのよね、特にキャラ。こんな子いたなぁ、なにしてたっけ?がよくある。間空くとこうなるんだよね。

ガルパンの最終章も間空きすぎてもうまとめてでいいってなってる。エヴァより空いてないからまぁ許容範囲内だけどさ。

やはり続編は2年以内、そう感じた映画でした。