遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONSの感想です。カードや効果はよくわからなかったりしますが勢いは良かったです。あと社長やばいです。頭おかしいとかいうレベルではない。アニメじゃなく漫画の続編ですね。どっちもラスト覚えてないから問題はない。前に再放送か何かでノアあたりまで見た記憶はあるけどそれ以降は覚えてない。それでも楽しめる作品です。
本記事の画像は全て『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』より引用しています。
宇宙ステーションKC
もうこの時点でギャグだよ。効率とかいろいろ考えても、Kの部分おかしいだろ。Cの部分はいいよ、普通丸いから納得できる。でもなぜKをつけた……。自己主張強すぎる会社である。しかもこの中で海馬がすごい表情で千年パズルを見つめてるんだから面白い。開幕速攻ギャグアニメとして認識させる高度なテクニックよ。
この作品、終始「海馬ならやりかねない」があるから本当にヤバイ。意味不明さを全て吹き飛ばす海馬が本当にやばい。
日常に戻った遊戯たち。
あんずの雰囲気に違和感しかない。そして制服はこんなに胸強調されない。もっとおだやかな感じになるんだぞ、スタイル強調のためにリアルを捨てるのはどうかとｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ。そして杏子と登校する遊戯に対して、城之内は本田と一緒に登校してた。リア充ということかな。あとバクラがモテモテになってた。闇の方が印象強いからここも違和感強いよね。
映画のオリジナルキャラ藍神さん。
不良に絡まれてるところを助けてもらってた。なんか認識をごまかす力やテレポート、相手を消す能力等があるようです。よくわからない便利な敵ということかな。わからなくても楽しめるぞ。
しかも不良に撮影&暴行されかけるんだけどどう見てもぐへへ系。可愛い設定なのかな、と思ってしまう。お金になるからそういうのをとった可能性も否定できない。
なんか意識がどうのこうので次元の彼方に飛ばしてしまうんだよね。よくわからないことを言いだしたのでその辺はスルーした。そもそもデュエルの内容というかカード効果も意味不明なこと多いから勢いで楽しむもんだよ。
バーチャルな世界で闇遊戯(アテム)と戦う海馬。
アテムの最後に立ち会ってないから心残りがあるんだろうね。「自分が引導を渡すべきだった」と考えて最後までアテムにこだわる。そしてこれ、記憶等から再現した闇遊戯なのよ。データでしかないのよ。それなのにノリノリでデュエルしてしまうあたり海馬やべぇ。
しかもさ、勝ったのに「ヤツはこんなに弱くない」とか言って機械壊すんだよ。製作者たちは特に反応してなかったから慣れっこなんだろうね、社長のこういうの。シンプルに勢いあって面白かったけどさ、作った側からしたらもうたまったもんじゃないよ。まぁお金はたっぷり払ってくれそうだしそういう意味での不安がない分いいのかもしれない。金出さないのに口ばっかり出す人とかいるからね。
出ましたブラックマジシャンガール。
モンスターは原作準拠なのか知らないけどブラックマジシャンも本当にブラックだった。あと知らないモンスターいっぱいいた。岩石の番兵とか過去のカードの亜種というか進化というかそういうのもいっぱいいた。何が何だかわからないし効果もわからないけど勢いで楽しかったぞ。これが最初のデュエルでこの後のどのデュエルより知ってるカードが多いはずなんだけど、すでに理解するより楽しんだ方がいいという判断になってた。
次元の彼方へ飛ばされるのを拒否する海馬。
いや、もう何でもアリよ。集合意識で飛ばすなら自我でそれを乗り越えるみたいな感じで耐えてた。ここまで勢いで来ると意味不明の連続で楽しい。やはり合理性よりおもしろさの方が大事なのだ。
ここで藍神とデュエルするんだけど、藍神のデッキは方界。効果はよくわからないけどカードの発音は好きという印象ですね。崩壊と同音なのはもちろん、方界獣で怪獣とも同じ音になるのよ。これで一気に聞き取りやすくなる。リンクスで組もうかと思ったけど課金しないといけないっぽいからやめた。無課金でできるデッキなんてほぼないんだけどね。
デュエルはカードがあるわけじゃなくデータベースから呼び出す形なのよ。だから実体がなくても行ける。海馬さん、地面からドローしてて本当にヤバイ。地面からオベリスク引いてんのよ。意味不明すぎてもう笑いしか出てこねぇよ。ご乱心とかいうレベルじゃない。埋もれたの引っ張り出したかもしれないけどもうヤバイしか感想が出ない。
引いたのがモンスターなら特殊召喚できる効果を使う
オベリスク召喚
「モンスター効果は無効のはず」
「モンスターではない、神だ！」
モンスターでなければ召喚できないのでは？という疑問すらふきとばす地面ドロー&神発言。もうこの辺完全に海馬劇場よ。海馬以外にこの勢いやって許されるやついるんでしょうか。いるわけないよな。召喚周りの話は何かちゃんとした理由があるのかもしれないが詳しくないのでよくわからない……というかそもそも場に5体いたんだよね。
細かいことを気にしてはいけない。
そして千年パズルを完成させるために宇宙に来た海馬。
宇宙空間なら全体スキャンできるからすぐ組めるよね、という理論らしい。こんなことのために宇宙までくる当たり流石である。でも海馬ならやりかねないんだよなぁ。
そもそも崩落したところから掘り起こさせてるからねこれ。あんなにこだわって掘り起こさせるとかもう尋常じゃないよ。ヤンデレもびっくりの追跡能力だよ。才能とお金がある分えげつないことやるから面白い。
交差点内で遊戯に話しかける海馬。
車止まっとりますやん。もう完全に異常者。藍神にパクられた千年パズルのパーツが遊戯の元にあると判断して新型デュエルディスクの発表会でデュエルしようと誘いに来ただけなんだよね。しかもここ、海馬が去った瞬間に車スタートするんだよ。やはり海馬の街ということか。藍神が「住民登録するのにデュエルデッキの登録が必要だとはね、狂った独裁者だよ」って言ってたけどその通りだよ。デュエルデッキ登録しないといけないとか本当にやばいじゃん。
いろいろあって藍神VS遊戯。
自信満々に特殊デュエル仕掛けてるけど、見慣れた闇のゲームなのよね。藍神は脅かしたつもりだろうけど遊戯たちは慣れっこ。容赦なく全力でぶつかって来て負けてしまう。デュエルの内容はよくわからなかったのでコメントしないようにしよう。
負けた藍神は次元の彼方へ飛ばされました、めでたしめでたし……とならないのが遊戯王。また厄介なアイテムのせいで帰ってくるんですよね。
とりあえず海馬VS遊戯
これに勝ってアテムと戦うつもりの海馬である。新型デュエルディスク発売のイベントだからお客さんもすごいのよ。こっそりじゃなくてガッツリ戦うのはいいよね。お客さんからしたら意味不明な可能性もあるけど。まぁイベントデュエルとしか思ってないから大丈夫か。
アップルマジシャンガール。
他にもレモンマジシャンガールとかいました。なんか亜種系がリンクして召喚できたりするそうです。もう何かわからない感じになってきた。リンクスの方でいろいろ勉強したけどもう特殊召喚が基本なのよね。生贄なんて時代遅れよ。
デュエル中完成した千年パズルを見て驚く海馬。
もうアテムの魂はないのよね。遊戯は千年パズルのかけらに触れたときに気づいてた。でも海馬はアテムを求め続けた。そしてまだまだ求め続ける。
その頃、次元の彼方で千年リングを拾った藍神が復活して藍神VS遊戯&海馬のデュエルがスタート。怪物になって帰ってきてしまうとは……。千年リングは本当に厄介だな。あれだけは封印しとかなきゃいけない。というかこの作品の元凶完全に千年リングなのよ。シャーディーが迂闊だったってのもあるけどそれ以上にいいのと悪いのを作ったのが悪いよ。
単独では勝ててもタッグでは負ける二人。
遊戯をかばって消える海馬は「やつを呼べ」と最後までアテムにこだわってた。そしてアテムを召喚して勝利……という流れです。
最後まで無言のアテムはよかった。喋ってもよかった気がするんだけど“沈黙に勝る雄弁はない”ということでしょうか、無言は無言でカッコよかった。
みんな平和な日常に帰ってめでたしめでたし……となりたいところだけど一人だけ厄介なやつが……。
冥界に行く海馬。藍神が持ってたアイテムを解析して次元を超える方法をさがしてやがった。そして冥界にいるアテムに会いに行った……と。もうやべぇよ。とうとう世界越えちまったよ。本当に海馬には限界がないんだな。デュエル終わってもなお笑わせにくるとは思わなかったよ。
終始「海馬ヤバイ」という映画でした。デュエルはわかんないことも多かったけど面白いところが多かったので大満足です。当時は見てないし見る気もなかったけどこの内容なら絶叫上映会は行きたかった気がしますね。ここまでぶっ飛んだ内容とか思わないじゃないんですか。初期の「月を攻撃」とはわけが違うんですよ。もっと理論的にやると思うじゃないですか。ここまでぶっ飛ぶとは思わなかった。遊戯王は海馬理論が最優先なんですね、わかります。
エンドロールでも遊んでた。
こういうの増えたよね。絵とか文字とか出すやつ。でもこのスタッフの名前は見せる気ないからなぁ……。元々ほぼ見ない分、ここに名前使って貰ったら知り合いに伝えるの楽そうとは思う。千年パズルの右の方とか言われたら一発でわかるじゃん。そういう意味ではいいのかな。
思ったより面白い作品でした。面白さがやばさに直結してるのが楽しい。藍神の過去やバクラとの関係等かなりカットして話してるので、気になった人は見るといいのですよ、にぱー。
