2か月ぶりくらいになった∀ガンダムの感想。無理せず毎週1話のペースで行きましょう。1年1作品になるけど時間的にそれくらいじゃないと維持できないので仕方ない。
∀ガンダム21話は個人的に大好きな回ですね。MSが洗濯しかしない回ですからね。ガンプラ作りにも影響を与えてくれた本当に大事な回です。
伝書鳩で掘り出し中のウィルゲムをディアナカウンターが狙っていると知った3人。伝書鳩って帰巣本能使ってるから、移動中のギャロップに届けるのは不可能な気がするんだけど。あくまで“家に帰る”を利用してるだけだから事前輸送必要だしいろいろと面倒だったはず。この時代の伝達手段としては有効だけど移動中の船にはできない方法ですね。
ソシエも姉が変わったということには気づいていました。まぁ人が違うから当然である。よくここまでバレなかったな、という気持ちが非常に強い。なんだかんだ言ってもちょっと会って話しただけだからね。家族すらごまかすとは非常に能力が高い。
キエルはキエルでいろいろと問題が出てた。
武力で行こうとするのを何とか抑えようとしてたね。いきなり女王になったにしては頑張ってるよ。しかも暗殺で狙われるというおまけつき。ハリーとミランが信頼できる人と言う感じかな。あとは戦おうとしたりでわかってくれない感じがある。警護の人を女性に…というのはキエルっぽい発言かな。ディアナ様はそこまで言わないタイプだと思う。
ハリーが暗殺目的のを捜査してる感じだった。テテスさんとかもその一人なんだろうな。ディアナ様本人の方を何とか出来そうだったのに失敗したからなぁ。家族すらわからないそっくりさだから仕方ないんだけど。
ボルジャーノ嬢の嫌がらせを素直に受けて野戦病院で働くディアナ様。
嫌がらせが嫌がらせじゃないの強すぎる。ディアナ様らしさ全開と言う感じがした。
「先生は患者さんが生きているから汚れ物がでるし血も流す、汗も流すとおっしゃった。わたくしはそういう風に考えたことがありませんでした」
ってディアナ様が言うんだよね。そうだよ、生きてるから汚れるんだよ。まぁ死んでも腐敗で……というのはやめとこう。18世紀とか19世紀の技術力をベースにしてるからリアルにしすぎると大変なことになるんだよね。でっかいのこぎりで左足切断はやばいよ。何がやばいって
看護師「ほらもっとウイスキー飲みな」
患者「酒はいいから麻酔を使ってくれ」
昔なら普通にやってそうで怖いよ。でも酒飲んで感覚わからなくなって怪我しても気づかない人を見たことあると割と納得の方法なのよね。麻酔がない時は仕方ないんだよ。でも左足切断の時に使える方法じゃねぇよ。用意だけだったけどベッドの下のバケツとか足を入れるバケツとかいろいろとえぐいのも用意されてた。ソシエも言ってたけど野戦病院も戦場ですよ。
そして倒れてしまったディアナ様は洗い物を頼まれるわけですが、
洗濯するガンダムですよ。これは初視聴時衝撃でしたね。だってこの回洗濯しかしてないもん。
ロランのね「機械は人助けの道具にもなります。戦うだけじゃありませんよ」がこの作品を表しているんだよね。これは完全に盲点だった。それまでMS＝戦闘の道具としか認識してなかったからね。ここでガンプラ作りの幅が広がった、“戦わなくていい”ってことに気づいた瞬間だったからなぁ。
普通にMSあったら洗濯機あるんだよ。でも∀は掘り出しだからオーパーツとして使える。そこをうまく使った展開なんだよね。鉄血が一応過去の技術だけど基本的な技術力はあるからここまでじゃないんだよ。ほんとにお見事としか言いようがない。
ということで∀ガンダム第21話の感想でした。個人的にはこの回ガンダムシリーズでもトップクラスに好きな回に入るくらい好きです。牛運んだり橋になったりしたのがここで満開になった感じかな。
本記事の画像は全てアニメ「∀ガンダム」第21話より引用しています。
