シニャの趣味部屋

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【戦争映画】ヒトラー ~最期の12日間~ 感想

戦争映画ウィーク第2作目は『ヒトラー ~最期の12日間~』です。総統閣下動画でめっちゃみてから1回見た……ような気がしてたんですが、たぶん例のシーンまで見て終了してたと思う。

 

実質的な主人公は秘書になったこの人。

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ミュンヘンから来たことに興味を持たれて秘書になるんだよ。最初と最後はこの人の現代のインタビューになってる。興味本位でやってしまったことを後悔してる感じでしたね。実質この人が体験したのをベースにナチス崩壊直前の流れをやる感じなのよ。

 

秘書になったのは1942年でまだ余裕あるんだよね。でもそのシーンはほぼない。というか直後にこうなる。

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もう末期やん。日本の方が降伏遅かったけど日本でももうお通夜通り越してた時やろ。ここからはもうどうにもならんのよね。首都に攻撃きてるし防衛線力もなくて本当にどうにもならない感じ。

でも気を紛らわすために誕生日のお祝いだけはやるという頭のおかしさ。あまりのことに秘書がわけわからなくて泣いてた。現実かどうかわかんなくなって混乱したというのは納得できる。しかもお祝い中に砲弾飛んでくるしもう無茶苦茶。

ヒトラーも首都から逃げ出すことはしないって主張だった。もう逃げる場所もないってことなんだろうね。最期のことを考えると下手に逃げて捕らえられるより自害した方がいいって判断だろう。そこは一貫してたね。

 

お医者さん

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後ろで燃えてるのは資料とかだね。撤退するから全部燃やして逃げようって判断。これ日本なら大変なことになるよ。建物ごと燃やした方が早そうだもん。木造じゃないからできる技でしょうね、中央広場に投げてまとめて燃やすというのは。

このハゲは作中唯一の良心みたいな位置にいる。負傷した人とかお年寄りをしっかり守ろうとしてる。他にも良心持った人もいるんだけどこの人が強すぎて霞む。

手伝って手術するシーン覚えてなかった。というかあんなシーンあったら確実に覚えてるしそこまでは見てなかったんだろうな。本当にノコで切断したりするし、切って大動脈を取り出すシーンはしっかりしてます。流血とかがダメな人は視聴注意ですね。というかそういう人は戦争映画見ないか。

 

見覚えしかないシーン

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戦力なくてヒトラーの言う通りにできないシーンなのね。この頃になるとヒトラーが妄想なのか現実逃避なのか意味不明なくらい軍の戦力を勘違いしてる。まぁ現実逃避だろうね。「砲撃で街が更地になれば待ち作りがしやすい」とか言い出してたし、どんどん壊れていく感じがあった。その辺は末期って感じがしてよかったな。

このシーンの手の震えは怒りから来るものかと思ったら神経的なものだったのね。最初の方からだいぶ手麻痺ってたから気になったけどそうだったのか。このシーンだけ見るとわかんないことだね。

 

ヒトラーの奥さんも秘書に逃げろと伝える。

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服渡した時点でそうかな…って思ったら本当にそうだった。この人も狂いながら生きてたもんね。もう運命を共にするしかないって思ったんだろう。

ヒトラーの自殺から一気に終わりに向かうんだよ。心中ラッシュがヤバイ。手榴弾はまだいいよ、爆発だけだから。子供毒殺のところがきつい。しかも飲み薬に気づいて嫌がる子供がまた……。毒飲んで死んだところで布団で頭隠すから足が出るという演出。顔映すより足が見えた方が効果的だったりするんだね。間接的に行く方がダメージが多いこともあるのは勉強になった。

最後に秘書と子供が抜け出して……ってラストだけど幸せ感ないよ。どこ行くんだよ。帰るわけにもいかないって言ってたしなぁ。エンドロール直前にみんなの最期を教えてくれるんだけどそれもまた悲惨だったりする。投降したり、自殺したりいろいろだった。本当におしまい感があって演出としては好きだけどシーンとしては好きじゃない感じ。追い打ちなんだよね。

 

一回見たと思った油断してたけど途中までしか見てなかったっぽい。秘書が中心にヒトラーの終わりまでを描く作品だという認識だったのよ。ここまで終末感あふれる作品だったとは。好きなシーンとか言ってる暇ないよ。しいて言えば子供の足が見えるシーンだよ。昨日書いたやつとは違って悲しさしかないんだけどね。

 

戦争映画ウィーク、明日は『ヒトラーの忘れもの』の感想を予定しています。これも悲惨だしグロそうなやつなんだよなぁ。ちょっと重めのが続きますね、そもそも戦争映画に軽いのがあるかどうかという問題があるんだけど。

プライベート・ライアンはめっちゃ感想書いたけどさ、やっぱり作品の好みで文量かわるわ。精神的にマイナスだとあんまり書く気になれん。

 

本記事の画像は映画『ヒトラー~最期の12日間~』より引用しています。