シニャの趣味部屋

アニメにガンダム、時々映画。好きなことを好きに書いていくだけのブログ。

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【戦争映画】硫黄島からの手紙 感想

昨日の『父親たちの星条旗』に続いて『硫黄島からの手紙』の感想です。これも映画見に行ってますね。その後も1回見たような気がしないでもない。

 

愚痴ってたら上官に見つかる兵士

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普通に「こんな島アメリカに渡せばいい」的なこと言ってたら怒られるよ。硫黄島は戦略的にもすごく大事な島なんだよね。ここがあるから早期警戒できるし、長距離爆撃機が護衛なしで本土に行くしかなくて防衛しやすいとかいろんな利点がある。だからアメリカは硫黄島をとって中継基地にして本土への攻撃を行いたかった。一兵卒にはそんな大局的なことどうでもいいんだろうね。そこまで考えずにやってるという感じだろう。いつの時代も現場はそういうものなのかな。

 

「墓穴掘ってるのかな」が正しい……というかしっかりした意味で使われてるの好き。塹壕が自分の墓になるという判断で使ってるんだよ。守るための場所なのに結局死ぬことになるのを把握してるのがいい感じ。

 

栗林中将

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この人の作戦あってこその防衛なんだよね。制海権、制空権は完全にアメリカで物量でも圧倒的にアメリカ有利なのに一か月以上持ちこたえた。水際作戦ではなく引き込んでから攻撃する作戦したりバンザイ突撃やめさせたりとかなり有能な人だった。すごく有能な感じに描かれてるけど状況を整理すると司令官が有能でないと守り切れないんだよ。いつもの日本軍の感じだと1週間持ったか怪しい気すらしてくる。

着任時に体罰受けてた一等兵を助けてからいろいろと仲良くなってくる。もう一人の主人公という感じかな、そこまで強くないけど。新しいやり方ということもあって反発する兵士もいたけどしっかりやることはやってた。ずっと手紙書いてるのはタイトルにもあるからだろうか。アメリカにいた頃から書いてたよね。アメリカがどういう国か知ってるからこそ勝てないのも知ってできるだけ時間を稼げる作戦を選んだんだろう。

 

突然始まる空爆

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父親たちの星条旗で「10日間の空爆で」というセリフがあったから何度も爆撃したんだろう。そこから3日間の艦砲射撃だからかなり表面はやられただろうな。地下へ進出してなかったらおしまいだったというわけか。

そしてここで戦場ということを思い知る一等兵。やっぱり病気とかで死ぬより爆撃で肉晒して死ぬ方が戦場という感じがするんだろう。元々パン屋で招集後即ここに来た感じだったから戦場も見てないんだろうね。まぁ戦前だしもっとと屠殺とかが身近にありそうだけど。現代は完全分業だから動物の血とか見る機会も少ないよね。ずっと思ってるんだけど、スーパーから養殖場の間のすごく養殖場側の所に見れないレベルの状態があると思う。動物の屠殺シーン見ててベジタリアンになった人がいたりするけど、それは仕方ないと思う。私も同じようになる可能性は十二分にある。戦場なら肉も見慣れてるかもしれないけどこの時はまだ本格的な戦いになってないから見てないんだね。

 

うんこマン

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ウンコを外へ出す担当に任命されてしまった。汲み取りとかじゃないからバケツで外に持ち出すしかないんだよ。本当に嫌な担当だよ。しかも飯の時に言いに来るとか鬼か悪魔か。こういうの見ると現代って本当にいいよね。水洗最高である。

ウンコがこれってことはおしっこはその辺かな。まぁ水だし流れていくから問題ないという判断だろう。個人的には問題しかないと思うけど。というかもう取っ手の意味ないよね。あの距離ならほぼ触ってるようなもんじゃん。1m以上は離れたいと思います。

 

上陸作戦時の日本側の視点

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ここは両サイドから見るのが楽しいんだよ。正直、手榴弾後に復帰した機関銃がどういうことか知りたかったけど知れなかった。シンプルに一旦後ろに逃げてから戻ったのかな。もしくは弾持ってきた人が代わりに撃ったとか。火炎放射であっさりやられてた所だと思うし、一等兵が入ったところとは違うと思う。そもそも一等兵は撃ってないからなぁ。

上陸とかは良かったんだけど、それ以降はどんどん戦況が悪化していく感じがでてるだけで、いつどういう風に悪化したのかはわからなかった。たぶんそこを描くという目的ではないからカットされてるんだろうな。ただただ地獄になっていくというのも面白いといえば面白いけど、もう少し説明あるのが見たかったかな。

 

自決を拒否する一等兵

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栗林中将からの指示は撤退だったのに現場の指揮官が自決を選択。生き残りで撤退&合流することを決めた。この辺が現場のめんどくささよ。というかここはあの自殺の所よね、星条旗で変な落として入ってみたらみんな自殺してた所。こういうシーンの繋がりは好きなんだよ。

日本軍自決多すぎでしょ。戦死者が多いというか捕虜が少ないんだよ。マジメというか圧力というか、拒否できない状況だったんだろうな。銃で素直に死ぬのはいいけど手榴弾とか半殺し状態でゆっくりしにそうで嫌なんだよね。戦争映画見てて思うけど、銃弾1発で死ぬとは思えないところが嫌。半殺し状態から忘れられて死ぬのは絶対いやだと思うから、捕虜からの銃殺刑の方が楽に死ねると思うのよ。人生苦しいんだから死ぬときまで苦しみたくねぇよ。やっぱり最期くらい楽したいではないか。

 

ボコられる米兵

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これイギーでいいのかな。なんかすごい拷問受けた感じだったけどあっさり銃剣でやられてて違う気もする。正直星条旗の方はあの3人以外顔覚えてないんだよ、だからイギーがだれかわかんねぇ。殺し方とセリフ的には違うと思うんだけど、他に捕虜っぽいのいないんだよ。救護受けて死んだのは明らかに違うから、ボコられて死んだ米兵この人だけだからなぁ。よくわからん。

戦争中……しかも爆弾に火炎放射もあるし相手の兵士をボコる気持ちもわからんではない。捕虜ならやっちゃだめだけど兵士なら殺し合いしてるから殺しても普通なのか。殺し方という問題もあるんだけど。明治維新後、日中戦争とか日露戦争あたりは欧米列強に追いつこうとしてかなり国際法順守してたというのを聞いたことがある。もうこの頃はそういうのなかったんだね。やっぱり余裕なくなってくるとダメなんだろう。あれもこれもダメになるというのがよくわかる。

 

仲良くなった憲兵さん

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パン屋からいろんな物を持って行った憲兵が嫌いだったけど、この憲兵は犬を殺さなかったことで戦地送りになってた。確かに犬は殺したくないけど、戦時中で自分が憲兵なら撃ったと思う。もう仕方ないもん、撃たなきゃ自分が死ぬのと同じでしょ。できるだけ生存確率高い場所にいようとするなら撃つしかない。命令した上司が悪いと思うしかないんだよ。

主人公の所に召集に来た時も同調圧力すごかった。「こういう状況なんだから行かなきゃダメ」みたいな感じだった。コロナ禍で日本社会の同調圧力の威力を感じたから当時の一般人に拒否権はなかったというのもよくわかる。拒否した時点で非国民でどうなるかわからないもんね。従うしかないよ。

そしてこの憲兵は投降して捕虜となって撃たれる。この時のセリフが悪魔っぽくて好き。「見張るの面倒だから撃ち殺そう」ってことだからね。旧日本軍を悪とせず両軍に悪魔もいるという描き方はよかったね。何でもかんでも悪悪ってするのはすきじゃないんだよ。歴史的に悪にしておいた方がいい存在とかもあるのはわかるけど、あんまり政治的に偏った内容の映画は好きじゃない。

 

ステレオタイプの日本軍人

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この内弁慶な感じ、好きです。中村獅童さんの演技あってこそなんだけどね。部下に対しては強く当たって、死ぬ寸前になったらやっぱり怖いって感じが出てる。本当はこの直前の地雷抱えて倒れてる画像にしようと思ったんだけど、周り死体だからやめといた。グロイのとかないと思うんだけど見落としあるとダメだからね。できるだけこのブログはグロなしで行きたいんだよ。

この人だけじゃなく栗林中将を弱虫的に言ってる人はいた。やっぱり戦い方が違うとそうなるんだろう。特攻が正義な人たちにはそうなんだろう。一等兵が「今死ぬか生きて戦うか、どっちが陛下のためになる」みたいなこと言ってたけどほんとそれ。しっかり生きて一人でも道連れにした方がいいんだよね。無駄死にというのは無駄だという認識がなぜなかったのか。神風なのか洗脳なのか……。なりふり構わない投降後自爆とかはダメだけどね。あれやると後の捕虜が大変なことになるんだよ。

 

やっと合流するももう水すらない地獄

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水なしでどうやって戦えというのか。食べるものもないんだろうな。そういう意味でも最後の突撃をせざるを得なかったのかな。もうこのままでは兵が持たない、まだ動けるうちに1人でも道連れにするという判断でしょう。降伏するという考えはなくあくまで足止めと少しでもダメージを与えることを考えてたんでしょう。ほんとにマジメな軍人だよ。私なら途中でこけたふりして待機して投降する……と考えたけど、捕虜がどうなるかは洗脳も入ってて選択肢にないのか。しかもこの時は投降した2人が殺されたのも知ってるし戦うしかなさそう。やはり同調圧力と洗脳は怖い。

二度あることは三度あるで体罰、首切りと助けてもらった主人公は拠点の後始末を頼まれて突撃には参加しなかった。こういう後始末担当も大変だろうな。特攻するにもできないし少人数残されてどうしろという感じになってそう。たぶん自決したのも多いんだろうな。資料片づけたら自分の命を片づけないといけないとか……どう考えても嫌である。

 

栗林中将の最期を看取る一等兵

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「埋めてくれ」と頼まれるんだね。直前に首切ろうとした人は撃たれたし、その人にはジェスチャーだったのにここでは喋ったことに少し違和感があったりする。喋れないからジェスチャーしたと思ってたからね。

埋めた後の米兵との対決よ。シャベル振り回した時点で撃たれるかと思ったけどそんなことはなかった。もう戦い自体ほぼ終わってるからどうでもよかったんだろう。銃床で殴る直前の「クレイジー」めっちゃ好き。ストレートに表しすぎてて好き。そうだよね、銃持った兵士相手にシャベル振り回したらそう思われるよね。こういう一言で表してるのほんと好きだよ。

 

 

作品的にどうこうというより、もっと戦略的なのが見たかった気がします。最近そういうの見てないから見たいんだろうな。今回選んだのにはそういうのなさそうなんだよ。戦局がどう動いて……とかいうのを一つの戦いに絞ってやってるやつとかあれば来年あたりに見ようかな、それまでこのブログあるか謎ですが。

 

本記事の画像は映画『硫黄島からの手紙』より引用しています。