シニャの趣味部屋

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【映画】『南極物語』感想【★★☆☆☆】

春に向けて温かくなってるところですが、がっつり寒い南極のお話です。まぁ南極に犬が残って全滅したと思ったら2頭残ってて嬉しいという話ね。

映画は微妙な感じですね。頑張って自然の映像撮ったから見て、という感じがすごいする。人間や犬がしっかり演技してるところはいいんだけどそれ以外がよくない感じでした。

 

日本が南極観測を始めて間もなくの時

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1958年のお話ですね。55年に南極観測したいって言いだしていろいろあってアメリカ海軍とイギリス海軍が合計7回挑戦したけどたどり着けなくて接岸不可とまで言われた場所を攻略することになった日本。敗戦国ということで国際的な反対も大きかったということよ。終戦から10年ですからね。まだまだ戦争を体験した人たちが多いということ。そう考えると観測隊も経験者なのよね。10年だから戦後生まれまだ10歳なってないよ。

観測をしようということで山を調査しに行くんですね。それで10月には出たいという話。南極は白夜もあるし気候が変わりやすいからいろいろと地獄だったりする。当時の観測技術というか天気予報ではまだまだな部分もあるし大変なこと多かっただろうな。

 

犬を連れて山へGO

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遠いので犬ぞりを使っていく。これに15頭連れて行った。テントこんなもんなのか。怖すぎる。雪上車の調子悪いから犬で行くってことだったけどこのテントは怖すぎる。犬は寒さに慣れてるから外なのか。正直ブリザード吹いたら吹っ飛ばされそうな気がするけど大丈夫なのかな。大丈夫だから生きて帰ってきてるんだろうね。やっぱり昔の安全基準は怖い。

人間は3人で必要最低限だった。ちゃんと到達するも帰還時に目がやられてもう大変なことに。犬で運べる重さに限界があるから通信機を持っていけなかったそうな。当時はまだまだ重くて大きいから持っていけないんだね。技術の進歩はすごい。

ここで活躍するのが小さいころから南極で育ったタロとジロ。劇中ではタロとジロを放って基地に救援求める作戦だった。タロとジロが基地に戻れないなら自分たちも戻れないという判断。それくらい信頼されている犬だった。

タロとジロのおかげで無事に基地に帰還できて一安心。ここの道中もなんか頑張って自然の中で撮りましたという感じが強い。ここは南極を見せるという意味も……と思ったけど撮影ほぼ北極圏らしいからね。まぁここはまだ違和感ない場所なのよ。

 

首輪抜けの対策をする

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越冬隊交代ということでしっかりとしてから出ていくことにした。これが後々悪い影響になるとは思わずに……である。天候悪化でしっかり近づけなくて交代ではなく撤退になっちゃうんだよね。人間だけ逃がすのが精いっぱいで犬を回収は出来なかった。

燃料も限界で米軍の船に助けてもらうも限界が来て仕方なく撤退。氷の分厚さと自然の壁は大きかった……ということ。このあたりの展開はすごくドラマ仕立てにしてあると思う史実よりいろんな部分変えてるんだろうなぁ……という気がするんだよね。実際同課は知らないけどさ。

 

謝罪の旅

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置いてきたと事を関係者に謝罪してた。あとこの犬は子犬らしいんだけどもうでかい。そしてこのシーン大人しすぎてぬいぐるみかと思ったけどくびが若干動いたから本物の犬だった。このシーン持ってる子供も重いし大変だと思うんだけどな。いろいろと大丈夫だったんだろうか。何回NG出たのか気になる。

正直この辺の謝罪とか人間模様の所は好きなんだよね。置いてきた人間の心残りとか周りの目とか送り出した人たちの諦めとかそういうのがたくさん見れて好き。ただ南極に残された犬の方は完全に想像だからなぁ。あんまり好きではない。

 

突然訪れるペンギンの子供の死

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なんかね、南極に残された犬の話をしてる時に突如ペンギンの子供が鳥に襲われるシーンが入るの。この後に首から血を流してるシーンがあるから確実に死んでる。そしてこのシーンの必要性がわからない。弱肉強食ということを伝えたいにしてもちょっと弱い。ペンギンと犬をリンクさせてたわけでもないので、取材中に撮れたから使おうという感じがしてしまう。なんか犬の方の物語はそういうのが多いのよ。頑張って取ったから見て的な感じがすごく強い。それもあって好きじゃないんだよね。

 

恋物語もあって

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こういう人間模様は俳優さんの演技も相まっていいんだよ。この人も南極で気になることを解決してから戻ってきて私をどうするか決めて、という男性からすると理想的な女性である。心配事あるとやっぱりどうにもならないからね。

正直ここで再び派遣する事への社会の反応とか、置いて帰ってきたときのガッツリした批判とかがあると思ってたのよ。その辺が全くなかった。それがかなり残念なんだよね。犬の方とかいらないから人間模様をもっと増やして欲しかった気がする。

 

楽しそう

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再会して犬と戯れるシーン。雪の中でもふもふの犬と戯れるとか本当に楽しそう。いつかやりたい気がするけどできるときが来るのだろうか。

翌年に向かうことも結構スムーズだった。派遣への反対とかなかったんだろうか。犬の回収があるから送るのは確定としても越冬に対する批判とかいろいろありそうな気もしないではないのよ。まぁ現代ほど機械も成長してないし当時は犬が必要だったからある意味犠牲は仕方ないという判断だったのかもしれない。それこそ現代と当時の感覚は違うということかな。

 

犠牲になった犬

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消えた六頭&タロとジロに関しては南極生活の物語があります。完全に想像なので感想はカットしました。

 

ということで南極物語の感想でした。結果知ってたらあんまり見る意味はないかな……と思う。マジで演技してないところはカットでもいい気がしてる。南極の犬の生活は完全に想像だからね、そういうのを見るなら動物のドキュメンタリーを見るよ。なんか中途半端な感じがしてあんまり……な映画でした。

 

本記事の画像は映画「南極物語」より引用しています。