グエルがガンダム史上最も嫌いなキャラクターへと成長してしまった管理人による感想文です。どこまで嫌いになるのか、持ち直すのか、その辺含めて逆に楽しみになるという謎現象が起こり始めています。ということで3話ごと、もしくは要所要所で感想を書いていくことにしました。
前回の記事はこれ
【機動戦士ガンダム 水星の魔女】グエルのことをどんどん嫌いになってるというお話【6話まで】 - シニャの趣味部屋
あらためて読むと嫌いすぎるという感覚と、親に反抗したいんじゃなくて認められたいだけという子供だったという所が気になりましたね。まぁ大筋は違わないんでいいや。
今回のメインはこちら
機動戦士ガンダム水星の魔女第8話より
グエル君がおとなしかったところですね。なんかさ、ここのシーンで『グエルが成長してる』的な意見があったんだけどさ、それはないと思うのよ。
ここでグエルが力を行使した相手を思い出そう。
- 一般生徒(虫の声で謝罪)
- ミオリネ
- スレッタ
- エラン
この4人である。共通点は何か、グエルより弱い存在ではないか、という話ですよ。一般生徒及びミオリネに関しては間違いないし、スレッタは田舎者とバカにしていたので見下していた。
問題はエラン君だったんですよ。「御三家の戦いは久しぶり」というセリフもあったので過去に御三家の戦いもあったと思われる。では誰が戦ったのか。
機動戦士ガンダム水星の魔女第8話より
シャディクはグエルを避けていたということで、エラン絡みであると思われる。エランVSグエルならもちろんホルダーであるグエルが勝つし、エランVSシャディクは……戦う理由がないが、3号君が本人に似せてチャラ目のキャラで女絡みでバトルしたと仮定すると、やっぱりシャディクが勝ってると思う。チーム戦になった時の人望がなぁ……。まぁエランが一番弱いのではないかと思うのよ、ここはあくまで仮定であり可能性の話。
グエルがエランのことを弱いと認識していたとすれば、グエルは自分より弱いものにしか喧嘩をうらない男ということになる。そうすれば水をかけられたシーンも、多勢に無勢な上に後ろ盾がないから決闘になっても勝てないと判断して大人しかっただけになる。
しかも9話でスレッタの助っ人を断っている。これも負けると判断して参加しなかっただけでしょ。シャディクとのチーム戦、味方は地球寮でMSもパイロットも不足してる、勝てる要素がないということよ。エランの時は「勝てば父さんも認めてくれる」と弟の機体を使って暴れた。父さんに禁止されてるのを1回破ってるという前科があるのがきつい。しかも理由が成長じゃなくて負ける可能性が高いから戦わない言い訳にしたとなるともう最悪なのよね。
しかもエランの時って一般の機体じゃなくて弟用にチューンされた機体なんだよね。SEEDで例えるなら、フリーダムなくなったけどストライクあるからデュエルには勝てるって思ったらプロヴィデンスが出てきて負けた感じかな。9話はジンで出撃してって言われたから諦めただけなのよ。
弟君が「兄さんはどんな不利な決闘でも断らなかった」的なこと言ったけどさ、それって本当なの?まずフィールド的な有利不利。これはエラン戦のスレッタだね。決闘委員会のシャディクがグエルにミオリネを任せてる時点でグエルが不利になるフィールドを選ぶとは考えにくいし、3話の決闘では細工して有利にしている。表面上は不利であった戦いでも全体的には有利にしていた可能性があるんだよね。スレッタが強いと認めた相手ではあるが、今までの戦いには様々な細工が行われた可能性を否定できない時点で自分より弱いものに喧嘩を売ることしかできない男としか思えない部分がある。
正直さ、9話ですべてを捨ててスレッタを助けて欲しかった。電話かかってきたのは決闘中だし、助っ人を頼まれたのは勘当寸前だったよね。自分の人生なんて捨ててもいいから好きといった相手を守るくらいの男気があれば見直したのになぁ。相変わらずマイナス評価の方へと突き進んでて面白い。まだ決闘にこだわってたりして本当に親に認めて欲しいだけの子供なのよ。
まぁ今後グエルが男気を見せる話があったとしても私は100%否定すると思います。理由はこの一枚で説明できますね、
機動戦士ガンダム水星の魔女第9話より