ゲームの実写版ですね。中国で製作されてるので一定の安定感はある。というか数はいるし衣装も日本の実写映画よりはかなりマシな感じ。
ストーリーはダメですね。黄巾の乱から虎牢関という感じですが、なんか中途半端。もう戦闘シーンだけやってればいい気がします。ということで戦闘シーン以外は期待しないでいた方がいい。というか戦闘シーンもゲームの実写化以上の期待はしてはいけない。
ちなみにゲームは3くらいで終わってくる人間の感想です。ちなみに三国志の知識は横山三国志>>演義>史実くらいですかね。
吹替え&字幕で見ました。ゲームの声優さんが声を担当してるので安心して聞けるのよ。劉備だけは顔と声があってない感じあったけどまぁ仕方ない。
物語は黄巾の乱から始まる
張角様です。謎パワーで黄巾党の人たちを強化していきます。ゾンビのごとく復活してくるし本当に雑魚兵がすごく強くなる。この辺はゲームと同じような感じですね。劉備が特攻して張角に攻撃してパワーアップを止めてました。なんか偉いのが他にもいたはずですが映画には出てきません。というか黄巾の乱の戦いは1回だけ。物語的には劉備が主人公で董卓が悪役という感じです。
弓矢が飛んできたところで抜刀するんだけど普通に被弾してた。斬って回避する流れだと思ったのになぁ。中途半端に一般人なのよ。というか無双の世界では矢数本喰らっても大したダメージではないんだよ。見えない弓兵はやばいけど数発ならセーフよ。
董卓を助けて感謝される三人
乱入して董卓を助けたから褒められた感じ。まぁただの一般人でしかないからほっとかれるんだけどね。漢王朝側のリーダーが董卓だから助けたということでした。董卓の馬に黄巾党の群れが張り付いてるのはもはやギャグ。なんか董卓は無双パワー使えない感じでしたね。あれはもうウマが強いんだよ。
張飛のお腹が出てるのはちょっと気になる所だけどまぁ顔つきとかはイメージ通りな感じ。三兄弟の中では一番良かったと思うよ。劉備は二刀流だし、関羽ももう青龍刀なんだけど張飛だけ武器がまだ違う感じ。まぁ武器入手は後半なので。
やりたい放題の董卓
董卓が好き放題していく過程はしっかり描かれています。完全な悪役です。歯向かうやつは処刑するし帝も入れ替えるしもうやりたい放題。なんかこの人は董卓って感じがした。役者があってるって意味ね。酒池肉林という割には周りに女がいるだけだったな。というか食べ物がほぼ出てこなかった。食事会はあったけどその程度だった。もっと肉をガッツリ食べる董卓も見たかったかな。まぁ物語とは関係ないので仕方ないか。
そして追われる曹操
ちゃんと親戚殺しもありました。この辺はしっかりしてたと思います。一応必要なところは入れておかないとね。劉備と曹操がメインで董卓が悪役、というのが正しいかな。孫堅はもうモブでもいい位置だった。なんか出しゃばってくるやつって感じの位置。玉璽持ち逃げとかで完全に印象悪いキャラになってたなぁ。時間ないからそうなるんだろうけどさ。
結構大事なところも言葉であっさり流していきます。黄巾の乱も張角が撤退した後のことはあっさりでした。あそこは劉備たちが董卓を助けてしまって悔いるために描かれた所なのであんまり必要ないんでしょうね。
レア武器くれる人
英雄を謎空間に招待してレア武器をくれていました。呂布にも曹操にも渡したそうです。ということで三兄弟にもレア武器をプレゼントです。方天画戟渡してからすごく名をあげたとか言ってた。確か元になった武器は三国時代にはないやつだったよね。他のキャラも武器が時代にあってないとかあるんだろうか。キャラ付けだから特徴的な武器を持ってくれるのはありがたいんだけどね。また調べるのもアリカ。
この人は完全なオリキャラ……だよね?無双は3までしかやってないけど最近のにこういうの出てくるとかないよね?あったとしてもわかんないよ。この人が曹操の現在を教えてくれる。董卓が牛耳ってるところには協力できないという劉備が反董卓連合へ向かう道中だから、曹操の情報がないのよ。指名手配でめっちゃ有名人でその有名力で兵士集めたのにね。
反董卓連合のトップ
袁紹さん出てきました。なんかゲームのイメージとは違う感じですが、映画としてみたらいい人を選んだような気がします。ゲームとかアニメの実写って似てるかどうかと、役者として成り立ってるかどうかという問題があるのよね。見た目より演技力とかそっちを重視して欲しいと思うのよ。実写化したキャラクターに大事なのは魂だと思ってたりする。
18人の将軍たちが集まったのに野良の劉備もなんとか加わった。ほぼバカにされてたのを曹操が助けてくれた感じだった。ここは英雄を見抜く力があったということかな。
一騎打ちを挑んでいました。どんどん倒される反董卓連合の武将たち……。もう名前覚えてないキャラの時点で負け確定なのよ。首がめっちゃ飛んでくるところとか本当に好き。普通の映画でやったらダメだけど無双だから許されるんだよなぁ。律儀に一騎打ちに応じてるのも面白い所。反董卓連合の方が人数多いんだから一気にボコればいいのになぜか完全にタイマン勝負してる。2か何かでやばくなったら壁際弓矢を思い出したよ。あれで時間ギリギリまで耐えられるからね。一種のバグなんだろうけど調子に乗った時はお世話になりました。というか華雄さん今はプレイアブルキャラなんだよね。昔からモブ顔ではもったいない人だった。
この関羽さんちょっと顔が細い気がする。もう少ししっかりしたアゴを持ってる印象だった。この人と呂布がすごく気になるんだよ。他の人はかなりいい所言ってる感じなのになぁ。
結成時にはギャグ担当とバカにされた三兄弟もこれで認められることになった。完全に負け試合と思って次の武将を考えてましたからね。帰ってくるところのカメラワーク好き。関羽が立ち去ってドローンが飛び立ってすぐに馬で駆ける関羽を補足する所。あれ別人なんだけどあぁいうのをしっかりカットなしで撮るの好き。ドローンで本当に空撮しやすくなったよね。地形含めていいシーンだった。
虎牢関戦でレッドクリフみたいなことしだした
びっくりよ、無双でこんなことなかったからなぁ。最近のではあるのかもしれないけど昔はただのザコの集まりだったからね。こういう戦い方はあったのかもしれないけどなぁ……意味はないんだよ。
はいドーーーン
関羽無双始まりました。こんな感じで三兄弟&呂布がぶっ飛ばしまくるので陣形とか意味ないんです。それが無双なのよ。こういう思い切った所好き。普通の映画でやったら叩かれるけど無双の実写化だから許されてる。CGたっぷりだけど無茶苦茶すぎてたのしい。
ここまでも結構いろいろあったのよ、斬撃飛ばしたりがけ崩れおこしたりいろいろ。全部“無双だから”片付くの強い。無茶苦茶が楽しい時もあるんだよ。
なんだろう、根はやさしそうな顔。完全な悪って顔じゃないんだよなぁ。レア武器くれる人の話で裏切りの呂布って紹介してあるんだよなぁ。頑張って悪役してるけどこの人は完全な悪にはなれないタイプの人だと思う。顔が気になったのは呂布と関羽の二人だね。
この後三兄弟VS呂布の戦いが繰り広げられる。かなり無茶苦茶で無双というか超能力系の戦い。無双っぽい戦闘は好きなんだけどこのドラゴンボール的な戦いはあまり好きじゃないかな。
レア武器が“血を吸うほど強くなる”という設定なので三兄弟がそれぞれ自分の血を吸わせたところは好き。シンプルに胸を斬る関羽に刃を握り腹を刺す劉備、刃を手で撫でて血を与える張飛と三者三様でもいい感じだった。脱いだ関羽が一番良かったと思うけどね。
ラストは二人の語り
ストーリーは意味不明なところで終わるよ。
思いつくだけでこんな感じ。孫堅は持ち逃げ野郎になってるから本当に可哀想。水軍だから陸上の戦いは苦手だろうとか言われてたりしてたからね。劉備と曹操を持ちあげたけど他は少し下がった印象かな。
無双の様な戦闘シーンが見たい人は見ればいいんじゃないかな。基本的にオススメはできない。ただ戦闘モーションが一緒だったりいろんなと頃で頑張ってる部分はある。そのへんの日本の実写化よりはマシという感じで見るとまぁ見れると思う。最近倍速視聴とか話題になってるけどこの作品は戦闘シーンだけ見てもいいと思います。ストーリーは微妙過ぎるのよね。
本記事の画像は映画「真・三国無双」より引用しています。