シニャの趣味部屋

アニメにガンダム、時々映画。好きなことを好きに書いていくだけのブログ。

できるだけ毎日21時に更新中。更新内容はプロフィールにあります。
アニメの感想と、マイクラが別ブログにあります。
どちらもリンクにありますので気になる方はご覧ください。

【30点】劇場版機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 感想【人は変わるんだよ、20年もあれば】

劇場版SEEDの感想です。

 

前回の記事

【ネタバレ回避チャレンジ】ネタバレくらうまで劇場版ガンダムSEEDを見に行かないという遊び【通知は全て切った】 - シニャの趣味部屋

 

約12日目にご飯食べてたら新機体情報をGETしてしまったんですよ。まぁ一番話題の彼です。SNSどころかネットやめた状態で頑張ったんだけど、敵はリアルにいたのよなぁ。次回は耳栓生活するかな。

 

ということで本題の感想へ行きましょう。

個人的な評価は100点満点中30点です。それくらいの映画だった。

一番良かったのはアスランがすごくカッコいい所。

一番悪かったのはアスランがすごくカッコいい所。

 

あのね、アスランは迷ってるから好きだったの。いろんなことの影響で苦しんで悩んで迷うんだけど、覚悟決まったら強いってところが好きだった。だからアスランが活躍するのは素直にうれしい。ストライクとの最後の戦いはもちろん、アーモリーワンカガリ守る時とか、ブレイクザワールドの時とかしっかり強かったもん。自爆しようとしたメインキャラアスランくらいだからね、あとは死んでるからなぁ。だから今回の活躍に何の疑問もない。

むしろキラの扱いを一番よくわかってる当たりすごいいい活躍でもあるのよ。やっぱり迷う姿が好きだったからちょっとは迷って欲しかった気がするんだよね。それで一番悪い所にもなったというわけ。

初ネタバレがズゴックだったんだけど、聞いた瞬間にのってるのアスランだということはわかった。それくらいのインパクトないとダメだと思ったのよ。あそこまで変態戦闘かましてくるとは思わなかったけどね。

アスランの容赦のなさは面白すぎてよかった。ただカガリのヌードはダメだろ。どうしてミーアにしなかった。どちらかというと万人受けする方にした方が効果的だろうに。ミーアが部屋に侵入したこともあったのに何であっちにしないかな。敵がラクス派だったらどうするんだよ。俺なら冥土の土産にもらうのはカガリじゃなくてラクスの方がいい。そういう発想は出てこないくらいにカガリのことを想ってるんだろうね。

そんなこんなで、種割れして欲しくなかった。種割れって「種の進化的要素を決定づける因子」って意味になるの。発現するかどうかにナチュラルかコーディネイターかは関係ないってされてるけど、生まれつきの物って意味ではDNAと一緒なのよね。これ否定して欲しかったな。まぁみんな発現できる可能性があるならいいけど、イザークとかディアッカとか発現してないのもいるし、選ばれた人が持つ因子ってイメージなんだよね。それが決定打になるのは避けて欲しかった。

キラやシンはいいんだよ、愛が迷ってるから。でもアスランは最初からカガリとの間に揺るぎない愛があった。だからこそ、生まれ持ったものより自分が選んだものの方が大事だって意味で種割れナシで闘い抜いて欲しかった。それくらいできるものを持ってたのがアスカガだけなんだよ。ハレンチ&カガリ援護で種割れナシで行ける!って思ったら割ったしなぁ。割らない道もあったと思うのよ。というか種割れ昔の方が好き。

 

最後の機体強化もなんか違う感じだったな。サイリウムマシマシのジャスティスはいいよ、アスランっぽいから。まずデスティニーよ。お前の分身Gガン系じゃないだろ。91だったのにどうしてそうなったんだよ。残像であって分身じゃなかったはずなのに。まぁあそこはシンの戦い方に合ってない機体で負けて、シンに合った機体のデスティニーでやり返すって展開がいいから良いんだけどね。分身はちょっと遊びすぎだよ。

問題はストフリさんよ。あれは強すぎる。もう面白くないレベルで強い。あぁいうのじゃないんだよなぁ、見たい強さは。大体おでこにキャノンってなんなのよ。ZZはちゃんとハイメガのために首太くなってんのよ、首太くしないと頭飛ぶんだよなぁ。どういう技術で大丈夫にしてるのか謎でしかない。まぁなんか設定つくんだろうけど、あれは強すぎて面白くない強さだった。

 

というかさ、予定通り公開されてたらルナマリアかアグネスのパンツ見れたと思うのよ。最近コンプラとかいろいろ厳しいからダメになったのかなぁ……と思う。一般人が犠牲になるシーンは頑張った方だと思うけど、やっぱりサービスシーンは大事なのよ。20年前ならもう少し自由にできたのに。

今の時代でよかったと思う部分もある。2006年のニュータイプに劇場版の予想が載ってて、敵はブルーコスモス残党かデュランダル支持派が大半と書いてあった。まぁそれ以外ないもんね。デスティニープラン導入しようという話なんだけど、放送当時高校生だった自分なら「自分の国だけでやればよくね?」って思ってたはず。でも最近のヴィーガンやら環境活動家を見てると、自分の主張押し付けるやつ多すぎて、デスティニープランの押し付けも納得してしまうのよ。押し付けてくるのがやばいんじゃなくて、やばいやつが押し付けてくるということだったのか。

 

イザークが可哀想すぎるのはなぁ。一人だけアラスカ戦後のキラ君みたいになってるじゃん。成長が見れたのはすごくいいんだけどさ、助けたかった同胞を撃たないといけない苦しみ背負ったままでしょ。あれで終わるの可哀想なんだよなぁ。デュエルブリッツも誰が設計したのか謎でもある。SEEDの時は「臆病者にはちょうどいい」ってニコルの事ディスってたしなぁ。そういう意味でもすごく成長してるんだよなぁ。だからこそイザディアは悲しみを背負ってそうなところが気になった。

 

というよりコズミックイラの世界的には火種増えてんのよ。問題解決どころか火種増えてんじゃん、どうするつもりなのよ。ただでさえ平和にならない世界なのに。

ここは放送当時だと気にならなかった所よね。自分たちがよければそれでいい、って考えでは生きていけないんだよ、社会人は。主要メンバーの恋愛成就のために国ひとつと首都ひとつ吹き飛んでるからね。釣り合ってねぇよ。平和への道のり遠すぎるでしょ。

というかさ、デストロイ出て来てようやくジオン残党のMAの恐怖がわかった。なんでブルーコスモス残党がデストロイとかもってんだよって思ったけど、ジオン残党はそんなレベルじゃなかった。シャンブロとかマジエグイ。まぁジオン残党は漫画とかで連邦からの支援もあるみたいなマッチポンプ的な話もあるしその辺で納得できる部分もあるけど、やりすぎな部分も大きすぎる。やっぱり残党って残党らしい戦力じゃないとダメだと思うの、デラーズフリートみたいに。

らしい戦力といえばオーブの地下よ。四次元ポケット並みにやべぇな。あそこ本当にこりてないんだよなぁ。一回滅んだ方がいいと思うんだけどそれ以上に世界がやばいからどうしようもない。あのくらいしてないと国守れないくらいの世界だからね。

 

でもやっぱ両澤さんがいないのはダメージでかいな。いろんな意味でSEEDであってSEEDじゃないって感じがあった。まぁ頑張った映画ではあったんだけどね。なんかいろいろと気になってしまったのよ。時代を考えればすごく頑張ってるのは確か。でもなぁ……やっぱりあの頃求めていたSEEDの映画ではなかった。

 

いろんな旧式がでてくるのよかった。でもそろそろ新しい巨大兵器も欲しい所。移動式になったネオレクイエムとか出てこないかな。ネオジェネシス的に要塞セットでどこへでも行けるしどこからでも撃てる超兵器。しかもミラコロ付き。今回の映画でミラコロ使いすぎたから次回作があるとミラージュコロイドキャンセラーが開発されてると思うんだよね。ミラコロと纏うことで消えるからミラコロ剥がせば見えるんだよね。音波探知的に一回剥がすやつ飛ばしてチラ見えする感じでもいいと思うから出てこないかなぁ。ミラコロ強すぎるしみんな使いすぎるしもうやばすぎる。そしてそんな条約違反どうでもいいくらいに違反祭りというカオスな世界。

 

そういえばイモータルジャスティスのプラモ余ってた。あれは売る気ない活躍だろ。というか売れそうなプラモ5~7月とかふざけてんのかな。さっさと発売しろよ。せめて円盤発売に合わせたりしてくれないとこっちも困るんだよ。せめてバックパックだけでもくれよ。本体は旧でも新しいのくっつけて満足するからさ。ズゴックに取り付ける遊びもしたいしなぁ。放送開始から3か月後にリリースする主題歌みたいに時期外してる感あるのよ。あぁいうの聞いたらすぐ欲しくなるから放送開始1ヶ月以内にリリースすることを義務付けた方がいいと思ってる。ガンプラも活躍してから1か月以内には発売して欲しい。今欲しいって気持ちがどうにもならないところもマイナスだった。

 

マイナスといえばノイマンの活躍。まさか回避する必要がないくらいのバリア持つとか思ってなかったわ。確かにミネルバ戦で後ろにエターナルがいて回避不能な状況があったけどさ、あれ学習して装備してたそしたらあの変態技術屋えげつない。超技術操舵士に変態技術屋が加わってガチでえぐい戦艦になってる。というかノイマン乗ってみんなシートベルトしたって言ってるけど宇宙空間に行くなら普通では?と思ってしまう。アムロについていけなくてマグネットコーティングしたガンダムみたいに、ノイマンについていけなくて強化された戦艦みたいになってた。変態技術屋の今後の活躍にも期待したい。

 

 

個人的にはやっぱり悪かったとは思わないけど、よかったとも言えない感じなのよ。頑張ったとは思う。いろいろとファンサービスもあったししっかり抑える所押さえてた。10周年記念とかで糞みたいになる作品もある中、めっちゃ頑張ってたと思う。たださ、映画化を初めて聞いた時に見たかった物語じゃないのよ。ちゃんと当初の予定通りに公開してたら違う作品になってたよね。あの頃映画化してたらこういう部分はなかっただろうなぁ……とかいうのが見えた瞬間に楽しむ気持ちが減ってしまう。今回の映画でSEEDが好きだという気持ちを再認識したし、もっと好きになった部分もある。ただ、あの頃だったらもっともっと好きになれたと思うんだよ。そう考えると残念な気持ちも大きくなってしまう。

世界的な問題が何一つ解決してないのが一番やばい。あの頃なら確実に気にしなかった部分だしなぁ。年は取りたくないものだね。