シニャの趣味部屋

アニメにガンダム、時々映画。好きなことを好きに書いていくだけのブログ。

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【映画】吉原炎上 感想

鬼滅の刃遊郭編も始まったので遊郭絡みの吉原炎上を見てみました。タイトルは知ってたんですが内容は初めてです。はっきり言って最後の6分で笑いました。実質爆破オチでしょこれ。女郎の悲劇がメインでシリアス路線の先に訳の分からん炎上で笑うしかなかったよ。

 

吉原炎上

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こんなタイトルだけどメインは吉原です。炎上は最後の6分で唐突に始まります。もう流れ無理矢理すぎて爆破オチレベルです。

男性の極楽浄土への道と女性の地獄への道があるみたいなナレーションが入っててそのままだと思った。子供に「遊郭って何?」って聞かれた時に天国と地獄のまざる場所とでも答えればいいのかな、と思えたのでこれだけでも収穫ですね。嘘はついてないし詳細を語る必要もないかな。

 

新人の検査から始まる

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検査する時の医者の「これから毎日使う道具なんだから」という表現がぴったりなんですよね。もう道具なんですよ。まぁアスリートもある意味体が道具という意味では一緒だけどここはまた違う意味を持つからなぁ。

最初の方は結構丁寧に入学手続きみたいなことしてました、単純に売られただけですけど。警察絡みの話も合ったけどまぁどうでもいい。明治40年がスタートなので鬼滅の刃の大正より前ですね。この時のお金のレートがわかんないんだよね。1円=1万円くらいに思ってみてたりしたけど50円配ったところで1円=1000円くらいかな……と思い始めた。ここはレートが欲しいところである。

 

白塗り

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そういや白くなるわ、舞妓さんも。これ塗ってる方が気持ち悪い気がするんだけどどうなんだろうか。脱がさない状態なら白でいいのよ、脱がすんだから境目気になるでしょ。そこがうまいかどうかによっても反応が変わるらしいしやっぱり白ない方がいいって人もいたんだろうなぁ。もうこういう物って感じになってたなら仕方ないけど。

ブログに書くから乳首NGなのよ、一応健全なので行きたいから。奥の人普通に乳だしだからタイミング困った困った。この後も乳首程度ならたくさん出てきます。そんなに巨乳はいないです。そこそこのおっぱいがいっぱいという感じです。そうね、家事の時にダッシュで逃げてくるおっぱいが一番面白いかな。

 

いろいろあってできるようになる

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1回目は逃げたりしたんだけどなんとか立派な女郎になりました。帰ってきたときの簀巻きとかレズプレイとかあった、まぁ映画なのでそこそこよ。なる前にお客さんに襲撃された時は普通にビンタして怒られてた。この辺はもう商品というか奴隷に近い扱いという感じもあったね。売られた“モノ”なんだろうね。

正直いきなりまた開けじゃなくてちゃんと説明して、最初は全体のことを教えてから始まるってのでかなりちゃんとした教育してると思った。映画だからかもしれないけど、公開が1987年で炎上したのが1911年だから100年経ってないのよ。日露戦争直後で第一次世界大戦前の時期だから多少は資料残ってるのかな、焼けてなければ。長生きした人なら当時の火事を見てる人も生き残ってそうな時よね。今はもう110年もたったから記憶にある人はいないだろうけどさ。

 

一人目の末路、自殺

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まだ死んでない、ここから首を切る。血は金魚屋さんの物ですね、もみ合いになって首切ってた。

お客さんに入れ込み借金してまでお金用意したのにいらないって言われて自暴自棄になった。吉原は嘘の場所というのがはっきり出た人ですね。400円ってどんな感じだろうか。この人の感じで現代の400万円くらいを想像したんだけど違うのかな。というか巻き込まれて死んだ?金魚や可哀想。もみくちゃの時点で死にそうだからなぁ。お客さんが一緒に死のうとか言ったのが引き金なんだよね。この人は単純に運が悪くて不幸になった感じの人だった。

 

二人目、病死

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客を取るために頑張りすぎて病気になった人。元御職でかなりの人なんだけど、経歴とかいろいろと嘘つきだった。全部バレてしまったのよね。この後のこの人の死ぬシーン、悲しいはずなのに面白かった。布団の赤に囲まれたところで「噛んで!」とか言いながら胸放り出すんだよ。胸や股を噛んで欲しいとか言いまくるからなぁ。面白かったよ。いろんな病気で亡くなる人も多かったってことだからこういうのもたくさんいたんだろうな。

頭の白いのは布団の綿です。御職(No.1)の座を主人公に奪われて部屋も主人公の物になったから怒って切り裂いてた。雪遊びしてるようにしか見えなかったんだよなぁ。

 

魁道

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見受けできるほどの金額を貰ったのに愛より名誉を優先した主人公。これで恋仲の人とは離れてしまうことになる。この時すごく歩きにくそうだった。足の運び方とか大変なんだろうなぁ。撮影中、もしくは練習中にこけてるだろうな…と容易に想像できるほど面倒な歩き方でした。

主人公に才能があったのかしっかりと成長してすぐに御職になってた。ほんと早いよね、お客さんに恵まれず死んだやつもいたというのに。何年のいつかを教えてくれるのすごくよかった。何月じゃなくて季節だけどそれだけでも大体の時間がわかるのいいよね。今何年よ、みたいなのたくさんあるからほんと助かる。

 

三人目、旦那寝取られたお人よし

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この人には幸せになって欲しいと思ったよ。最初は主人公と同じ大きいところにいたのに左遷みたいになって、見受けで結婚したと思ったら寝取られて、下層のところに帰ってきた。しかも元旦那が病気って聞いてお金渡すしなぁ。優しいからこそ貧乏くじを引いてしまう人なんだろうね。この人は普通に幸せになって欲しいって気がした。他の人はあんまりだったからなぁ。最後も想い人がいるって知った主人公を止めて会わないようにしてる。この辺は優しさよりもいら立ちが強い気もしないけど悪くない役回りだよ。

というか“寝取られ”っていつからあった言葉なんだろうか。公開時は当然だし、もっと昔にあっても不思議じゃない。寝るにあの意味が入ったところから寝て取るという意味で寝取りができるのは自然なことだし結構古そう。

 

火元

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主人公の想い人が今好きな人といい感じになってヤリ始めたら足でアルコールの瓶蹴飛ばしてそれが燃え広がりました。残り6分ほどのタイミングでいきなりです。何の脈苦もないです。放火でも恨みでもないです。もう爆破オチって感じです。

久しぶりに映画で笑ったわ。突然すぎるもん、もっと理由ある炎上かと思ってたよ。炎上(人間関係)とかでもいいな……とおもったんだけどそんなことなくて炎上(物理)だった。まさかこんなスタートだとは思わないよ。実際に合った火事がモデルだから原因を放火とかにはできないんだろうけどこれはこれでひどい。

遊郭に売られた女郎たちの悲劇がメインでシリアスな感じが続くところでこの意味不明な火事だからね、もう笑うしかない。シリアス後ってこともあって本当に笑ったよ。

 

火事を見に来た主人公

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見受けしてもらって結婚したのに旦那置いて戻ってきた。たぶん戻る=離婚だろうね。それに87年ということを考えたら実際に建てて燃やしたんだろうなぁ。内部はそういう所で撮影できるけど燃やせる建物なんてないでしょ。しっかり燃えてたからなぁ。

飛び降りる女の人とかたくさんいていろいろとちゃんとしてるという印象でした。ちゃんと着地できたのか心配ではある。30年以上前だしいろいろとコンプラ的にもぬるそうなのよね。まぁ流石にけが人はいないか。

 

ということで吉原炎上の感想でした。マジでラストにあんなおまけで炎上するとは思わなかったよ。

 

本記事の画像は「吉原炎上」より引用しています。