シニャの趣味部屋

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【名探偵コナン】ベイカー街の亡霊 感想

劇場版名探偵コナン『ベイカー街の亡霊』の感想です。2002年公開の劇場6作目ですね。個人的な話ですがここからは1回しか見てない映画が続きます。よって2回視聴時の感想ということです。

 

バーチャルな世界でのデスゲームなので面白くないわけがない。正直SAOの元ネタかと思いました。

 

天才少年が自殺するところから始まる。

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なんか頭よくて、DNAで自分の祖先わかるすごいの作った、みたいな話だった。シンドラーと言えばエレベーターを思い出すんだよね。確認したら2006年の事故だった。海外ではいろいろと事故もあるようですが、安全第一でお願いしたいものです。

そしてこの子供は監視されて作り続けることを嫌がって飛び降りてしまう。開幕子供の自殺とかやるな、という感想しかない。

 

 

時は少し流れて、フルダイブ型の機械が誕生する。

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最近だとフルダイブももう説明不要な感じがある。2002年はそうではなかったんだろうな。こういう時代的な背景はすごく大事。しかし20年経ってもできる気配はないんだよね。感覚的なところはもう無理ではないかと思うレベル。卵型というのもちょっと時代を感じる。現代ならもっとシャープな感じになりそう。卵のままでいいと思うんだけどさ。

最先端技術ゆえに体験できるのは50人。上級国民の子供たちでしめられていた。というかパーティ会場でサッカー始めるとか普通ではない。バカ息子という言葉を通り越してるんだよ。

 

そして殺人がおこる。

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珍しく、犯人がわかる。黒の人ではないのは相当珍しいと思うのよ。はっきりわかるときとかあるんだろうか。もう誰かバレバレだしこっちはコナンが担当しないから気にしなくていいんだろうけど、開幕犯人バレは面白い。どうやって詰めていくのかという楽しさがあった。犯人わかってても面白いこともあるんだね。

 

いろいろあって少年探偵団&蘭姉ちゃんは体験できることになる。

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園子はここで出番終了だったけど、渡したこと後悔してそうなんだよね。このあと、全員ゲームオーバーになると死亡するという設定が伝えられる。電磁波で頭を焼くんだよね。外部から何かしようとしても電気で抵抗するし……。今までの劇場版の園子を考えると本当に後悔してると思う。割と良い子なんだよね、いろいろとまずいだけで。

 

ゲームは5つ、海賊やコロシアム、ダカールラリーに冒険といろいろあった。ダカールラリーだけ現代な気がするけど気にしてはいけない。

コナンパパの監修した“オールドタイムロンドン”へと行く10人。

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サッカーして目立ってた四人組ですわ。他の40人は完全にモブなのよね。しかも他の4つのゲームについては一切描かれていない。完全にここだけに絞って話をしてる。これもよかったところだね。集中してやってくれるとほんとに助かる。下手に話バラバラにならなくてよかったよ。あっちこっちしてわかんない作品も多いからね。

 

いつものノリでダメージを受けるコナン。

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このゲーム、怪我したらゲームオーバーだから蹴る物によってはこの時点でコナンがゲームオーバーだった可能性もあるんだよね。博士の道具が使えないという今まで以上のピンチ。これは完全に頭脳と協力でクリアするしかなくなったから面白い。こういうのはほんとに歓迎である。なんか博士の道具は超パワーみたいなところあるから一人の子供に戻って戦うのも面白い。

ちょっと出遅れた光彦。

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光彦の冴えない感じは好きである。この後灰原に渡して、元太が蘭姉ちゃんに渡すからちゃんと出来上がってるのよね。

ロンドンは北海道よりも北。たしか東京北海道くらい北海道より北なんだっけ。めっちゃ寒いよね。最近ヨーロッパでコロナが増えてる、みたいなの聞くけど北海道より北であの衛生状態なら仕方ないとも思うんだよ。ヨーロッパ単体の地図はよく見るけど比べることは少ないからこういうのは忘れやすいんだね。

どうでもいいけど、元太のサイズやばいよね。蘭姉ちゃんに渡してもぶかぶかで着る意味ないとも思えてしまう。

いつかのOPで見たようなピンチ。

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怪我してもアウトなのでみんなの協力が必要になる。道具が使えないからいろいろと協力しないとやばくなってる。少年探偵団はともかく4人も訳の分からないのがいるからなぁ。面白いけど困るというのは予想できる。

というかここの絵がほんとに大きなカブだった。みんなでコナンを引っ張る感じ。やっぱり引き上げるときはあのやり方が一番効率いいんだろうか。

他のゲームでは脱落者が多発していた。

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どんどんゲームオーバーになっていく。そのたびに大人たちから上がる悲鳴よ。SAOは即アウトだったけどこれは一人でもクリアすればいいんだし結構マシだと思う。だからこそ託せるから面白くなるんだよ。どんどん仲間が減っていって思いをつないでクリアする楽しみがある。

 

お助けキャラであるホームズがいないことが発覚。大ピンチではあるが、コナンの持ってる知識でホームズの家へ侵入。

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まとめていた資料からジャック・ザ・リッパーを探すことに。ジャック・ザ・リッパーを見つけることができたらゲームクリアなのである。

ジャック・ザ・リッパーこと切り裂きジャック1888年の後半に売春婦を5人(確定のみ)殺した犯人。捕まっていないし他にも被害者いるんじゃないかとかいろんな話が合った。調べると確定の被害者の5人は40代4人と25歳1人だった。当時から40代で売春婦いたのね。医者に警官に肉屋に王室関係者まで犯人説出まくっててマジでなにもわかってないんだろうね。だからこそ考察の余地がある。この辺はメモリーズエッグの時と同じかな。向こうはもう見つかっちゃったけどジャック・ザ・リッパーは見つからないだろうからずっと行けそう。

 

敵の関係者がいる所に乗り込む子供たち。

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もう特攻隊長ですよ。ゲームだからといってやっていいことと悪いことがある。こっそり銃を持ってくるしいろいろと大変。

というかさ、左の猿が調教されててカードを教えるようになってたの。数字の数だけ豆を食べるんだよね。お腹いっぱいにならないのかな。ポーカーは5枚だから30個くらいは食べないといけないと思うんだよ。ほんとに大変な作業だよね。

 

このゲームの一人目の脱落者。

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コナンをかばって脱落してました。「借りは返した」ということですが、情けは人の為ならず、ということでしょう。ここではこの少年と元太、光彦、あゆみの4人が脱落。一気にピンチになる。

でもモリアーティ教授と出会えて、ジャック・ザ・リッパーを育てた話を聞くのよね。「新聞に載せたら指示できるだろう」ということだったけど見なかったらどうするんだろう。まぁそういう所は気にしてはいけない。

回想の新一が言うんだけど「ホームズと同じくらいモリアーティ教授も好き」というのよくわかる。敵にも魅力ないとダメなんだよね。悪党の魅力は作品の人気に直結すると思うんですよ。だから絶対的な敵は用意しといた方がいいと思う。

モリアーティ教授が出した指示の内容は、

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ホームズが唯一愛した女性の抹殺だった。いやぁ性格悪い、だからいい。こういう容赦ない悪党がいいんですよ。ホームズ読むかなぁ……とすら思えてくる。今は時間がないから無理だけど落ち着いたら読んでみるのもありかな。

映画名物爆発。

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劇場が爆発しただけでした。落ちてきた証明からかばって二人脱落し、コナンを助けて灰原も脱落してしまう。これで残り3人。

劇場から逃亡したジャック・ザ・リッパーは列車に逃げ込む。電車って打ちそうになったけど当時は電車じゃないのよね。あぶないあぶない。

そして現実世界では新一パパが犯人を追い詰めていた。「指紋でわかる」と言ってたけど、そもそも指紋は情報ないとわからないよね。警察が持ってるの犯罪者のやつだけだと思うんだけど。あとは捜査協力で回収しないと合わせられないよね。コクーンの中にいる上級国民の子供の指紋どうやって取ったんだろう。まぁはったりで言ってそうでもあるのよ。時期にわかるだろうからもう言っちゃえ、という感じ。映像でほぼ特定できてるから大丈夫よね。

その頃、他のゲームでは全員脱落し、残るはこの3人だけとなった。

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乗客を集めてもらうように指示する。素直に聞くなぁ、という感想。まぁそういうゲームなのよ。

過去の事件を元にジャック・ザ・リッパーを特定するコナン。そして追い詰めた……と思ったら、

劇場版名物蘭姉ちゃんのピンチ。

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ロープが繋がってるからジャック・ザ・リッパーを落とせば蘭姉ちゃんも落ちる。電車の上の攻防ですよ。こういう動く不安定な場所での戦いはやっぱり面白い。トンネルとかいろんなトラップがあるんだよね。今の日本の電車はパンタグラフとかあるからできないんだよ。そういう意味で機関車はすごく役に立つ。これも便利になってロマンがなくなった例なのかな。

 

コナンにすべてを託し飛び降りを覚悟する蘭姉ちゃん。

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“私が落ちれば犯人も落ちる”という発想。14番目の標的で足を撃ったのを思い出す。人質は一蓮托生であり、交渉相手が人質の命を守るという前提があって初めて成り立つことだからね。人質が自分で命を捨てたらもう成り立たないよ。

最初は借りを返してもらって、灰原に守られて、蘭姉ちゃんが犯人を連れていって……、脱落していく人の願いを紡ぐから盛り上がる。そして誰もいなくなるんですが。

いろいろあってゲームクリアしたコナン。

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最後に残ったもう一人は冒頭で自殺したヒロキ君の意識であった。これも茅場っぽい。SAOは2009年からなのでコナンが先なんですけどね。

結局上級国民の子供たちに協力を教えることで腐敗した日本を変えようとしていた、という話。そのために危険なことをしたりアドバイスしたりいろいろしていた……と。

父親と息子の対面。

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この目線合わせる感じ好き。今コナンちっちゃいからこうなるんだよね。コクーンがステージの上なのがいい感じに活きてる。現実世界の殺人を暴いた父と、ゲーム内で50人の命を救った息子。やはり血というのは大事ですね。

 

イカー街の亡霊、2回目の視聴でしたが楽しかったです。大筋しか覚えてなかったから改めて見ると面白い所も多い。