劇場版の中でも人気な天国へのカウントダウンの感想です。2001年公開の作品ですね。翌年がベイカー街だからここほんとにすごかったのよね。
内容的には少年探偵団がメインで黒の組織がいい感じに犯人をアシストしてくる。しかも先日リブート版が放送された『月光』の影響も受けている。これは人気ですわ。
本記事の画像は全て劇場版名探偵コナン 天国へのカウントダウンより引用しています。
キャンプに行ってた博士と少年探偵団が年齢の話をする。
日本語のこういう言い方いっぱいあるよね。古希は中国の詩が元だっけ。漢字ダジャレ感ないから覚えてる。還暦は干支が回ってくるんだったね。いろいろと理由をつけてお祝いをしようというお話ですね。
博士のダジャレクイズ
四十四歳のお祝いは何?
漢字一文字にカタカナ三文字です。答えは最後に書きます。
冒頭のメカ紹介を行う博士。
自分で作ったものを紹介するようになった。そしてメガネに赤外線&望遠機能が付いた。ずっと思ってるけど博士はこれを商品化して売れば大もうけできるはずなんだよね。普通に売れば相当高性能なものなのに。というかあの眼鏡であの望遠は現代でも無理よ。厚み含めて本当にやばい技術力である。
キャンプの帰りに高いビルを見に行った少年探偵団が小五郎と遭遇。
ツインタワービルが今回の舞台。オーナーが小五郎の大学の後輩ということで招待されていた。最先端技術が詰まったビルなのだ。そして破壊されるのだ。
10年後の姿がわかるという機械で撮ったあゆみの姿。
16歳でこれとはクオリティが高い。最近こういう老けたり若返ったりが多いよね。老人か子供か性別逆か……が多いけど。いつからこういうのは出来ていたんだろうか。たしかに未来の自分が見れるのは面白いけど始まりはいったい……。
最後にやったコナンと灰原の時にエラーが出るんだよね。それで助かる……といっても機会だし違う顔になる可能性もあるんだよ。「10年後には生きていないってことかもしれない」とマイナス思考の灰原。ここではまだ暗いんだよ。
光彦から相談される蘭ねえちゃん。
「あゆみちゃんのことが好きだけど最近は羽原さんのことも気になる」という相談。幼馴染で恋人になる方法まで聞いてたよ。しかも蘭姉ちゃんは一応否定してた。もう否定する必要もないのに。そりゃストレートにかわいいあゆみちゃんと不思議っこ灰原ですから悩む人は悩む。劇場版5作品見てきただけだと意外と園子なのでは?と思うのよ。ちょっとギャグ要因なだけでそこまでマイナスはないはずなんだよね。蘭姉ちゃんはね……怖い(物理)。
そしてあゆみちゃんからも相談を受ける。
「コナン君が好きだけどコナン君は蘭お姉さんが好きだから断って」という内容だった。新一がいるという話だったけどそもそも同一人物なのよね。この辺の情報漏洩感はやばい。
というかこれ、両方とも蘭がおごったのだろうか。小1にお金出させるわけにはいかないよね。意外と出費痛いことになってそう。小五郎は稼いでるし家計握ってそうだから大丈夫なのかもしれないけど。なんかこういうどうでもいいことも気になってしまう年になってきた。
第一の事件が発生する。
市長より力のある市議が殺された。ツインタワービルを建設するために条例まで変えたというのだ。それほどの力がある議員さんでした。ツインタワービルのスイートルームに泊まっているときに殺されていて、オープン前ということで、先日ツンタワービルに居合わせた人の中に犯人がいるということで捜査開始。
条例変えてまでやったということは、間違いなくツインタワービルに関連した殺人よね。また建ったばかりの建築物が壊されるのか。劇場版ででかい建物が建って殺人起きたらもうそれ壊れる運命だからね。
捜査2日目の少年探偵団が死体を発見する。
心臓を撃たれていた。というか少年探偵団ももう死体見慣れてるのね。
死亡推定時刻に少年探偵団が訪問していた老人は犯人から外れた……けど大体1人だけアリバイあったりすると逆に怪しいよね。もうストレートに作品を楽しめない感じになってる悲しさ。
電話待機勢。
灰原の姉、宮野明美がこっそり借りていた部屋へ侵入し、留守電待機するジンとウォッカ。逆探知を仕掛けて灰原の居場所を探ろうとしていた。管理人や隣人の話もしてたし、ウォッカは聞き込みもしたんだろうか。そういう細かい所やってるの想像すると楽しい。この格好でジェットコースターに乗るくらいだから平然とできるのかもしれないけどさ。
しかし、電話はコナンが配線を抜いて止める。
危険だとわかっていても、留守電のちょっとの姉の声を聞きたかった灰原。姉のことを引きずってるんだよね。ここで日記みたいな報告してたからツインタワービルに行くことがばれてしまう。まさか部屋で電話待機してるとは思わないよ。本当に思わない。
殺人など知らない感じでツインタワービルのオープンパーティをやっちゃうオーナーさん。小五郎が車当てたりいろいろやってた。ガチの子供声優として参加してたね。こういうのはいいと思う。技術はないけど子供を楽しませるためだから全然OK。違和感より楽しさが大事なこともあるよ。
そして殺されるオーナー。
絵が下がるのに合わせて釣りあげられてサヨナラでした。観客の注目を集めたところだったからインパクトもしっかりしてた。そしてこの釣り方にも意味があったのよね。
第一の事件と第二の事件では割れたおちょこが置いてあった。でもここは割れてないおちょこがおいてあった。これもしっかりした理由でありました。
そして犯人とは関係なく、黒の組織がシェリーを狙うために爆破を始める。二つの事件が連動しちゃってんのよね。
75階なので子供や老人、女性は展望エレベーターで降りて、他のは60階の連絡橋で逃げることに。
赤ちゃんを抱いた女性に譲る少年探偵団。
ここは66階。これで探偵団も閉じ込められることが確定となった。このへんも滑らかにピンチになっていくのよね。少年探偵団のやさしさが出てるのがいい感じです。
さて、探偵団の次の便で降りた園子が銃撃される。
ジンがシェリーと間違えて狙撃してた。というかあの高さだと風すごくてレーザーの通りには飛ばんだろ。
10年後の自分を見て微妙だったから髪型を変えただけだったので、素行で人違いとバレた。この園子にしかできない芸当よ。面白担当だけど割としっかりしてる。というか「園子姉ちゃんパンツ丸見え」って言って動かしたけど、そもそもコナンの目線だといつもパンツ見えてそうなのよね。まぁその辺は気にしない。
爆破に連絡橋落下で取り残された蘭とコナン。
飛び降りることを決意してバンジー。ここで蘭のピンチは終了となります。
カッコいいし面白いんだけど、放水用のホースだから伸縮性ないと思うの。落下した瞬間に骨折で終わりそうな感じ。まぁこういうのにマジレスはNGなのですよ。
取り残された少年探偵団を救いにいったコナン。
犯人を追い詰める。結局自殺しようとした犯人を麻酔銃で眠らせるのよね。これは完全に月光での犯人死亡が効いてる。
犯行理由は「最高の富士山が見える場所に家建てたのにツインタワービルで真っ二つに割れたから」でした。芸術家って頭おかしいの?という感想にしかならないコナンの映画である。
第二の事件は黒の組織がやったことで、うまく便乗しただけだった。
屋上のヘリポートも爆破され、パーティ会場の爆破まであと少し。脱出方法を考えたが、灰原が死のうとしていることに気づき、
劇場版元太爆誕。米粒残しちゃいけないという話がここにつながるとは。軽くツンデレしながらしっかり助けるんだよね。少年探偵団がうまく機能してます。
そしてあゆみちゃんが30秒カウントすることになったが「コナンが近くにいるとドキドキして秒数がわかる」という話だった。
ということで少し調べた。
上記のサイトによると学童の平均心拍数は80~100(1分間)であり、ちょっとドキドキして120になると予想できる。老人が60~70だから1秒1回ってことはないだろう。
そしてタイミング完璧にジャンプ。
これ、キーは刺さってたけど誰がガソリン入れたんだろう。普通に考えて75階に展示するものにガソリン入れないだろう。普通に乗ってきて、荷物用のエレベーターで運んだということだろうか。地上の展示ならわかるけど高層の展示ならガソリンなさそうな気がしてしまう。まぁ詳しくないからいいんだけど。
ここからは光彦が羽原を助ける。そして灰原がデレるというラスト。
一人で生きていた灰原が少年探偵団と共に生きるという選択をしたのも大きい。子供に焦点をあてたのがよかったね。蘭と新一の恋模様はほぼ消えたもんね。たまにはこういうのもいいんだよ。
黒の組織が完全にアシストしてるのも面白い。爆破の容赦なさと計画性はあっちの方がいいもんね。今までのは犯人が万能すぎた。老人ということでうまくやってたのもいい。
犯人を殺さない選択をしたコナンですが、その理由となったのは『月光』。
youtubeのコナン公式チャンネルで公開中です(2021年3月15日現在)。
元の方ですね。リブートは先日放送されていました。これもかなり印象に残る作品です。
ダジャレクイズの答えですが、
半ライス
「半ライス~三回よそえばサンライス」とかいっとった。もうだめかもしれんこのおじさん。
来週はベイカー街の感想を書く予定です。