シニャの趣味部屋

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【劇場版コナン】水平線上の陰謀 感想

名探偵コナン劇場第9作目、水平線上の陰謀(ストラテジー)の感想です。劇場版っぽい派手さはない……というか最初の方が派手過ぎたのではないかと思い始めた。おっちゃんが活躍することもあり地味に好きな作品という感じです。

 

秘密道具紹介に登場する少年探偵団。

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滑らかに何か紹介してたよ。この子たち小1にしてはいろいろしっかりしすぎだろ。どう考えても小1の経験値じゃない。あと黒の組織の方に女の人追加されてたね、ベルなんとかさん。はっきり覚えてないけど結局スパイだった人ではなかったかな。なんかたまに見るとがっつり味方やってたりするんだよ。

 

今回はそこまで活躍する秘密道具なかったね。やはり14番目のサスペンダーが頑張りすぎたせいだよ。あれくらい役立ったないとなんか……ね。最初が派手だとどんどん物足りなくなる現象が起きてる。

 

はい、怪しい人。

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CV.榊原良子でただのキャラなわけないだろ。どう考えても怪しい。男の方もCV.山寺宏一だしただ物じゃない。もう声でモブじゃないのわかるようになったよね。こういうのは物語を楽しめない要素の一つよ。というかこの人以外犯人っぽいのいないからね。なんかその辺はちょっとがっかり。もう少し犯人誰かわからない感じでやって欲しかったかな。

TVの方でもモブに有名声優がいた時点で犯人発覚みたいなところあるよね。犯行当時一番犯行がしにくいやつが犯人、というのは昔からだけどもう声でわかるようになったのか。成長したのか楽しめなくなったのか。

 

かくれんぼすることになり、見つける側の園子と灰原

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園子&灰原で笑うしかない。完全に友達の友達だからね、この二人。友達の友達の友達まであるからなぁ。園子もなんだかんだ乗り気なのよね。子供に合わせるの結構大変だと思うんだけどよくやるよ。

かくれんぼといえば3歳児と一緒に見つける役やった時に困ったことがある。布団かぶってるだけなのに子供には見えていないようなのだ。大人なら一発でわかる布団かぶって隠れてるだけの人に気づかない。そして3歳児にわかるような言葉でヒントを伝えるにはどうすればいいかガチで悩んだ。「どこにいる?」とか言って明らかに布団を指さしてもスルーされてマジで困った。あんだけ簡単でも子供はわからないものなんだね。

 

顔出しで行われる犯行。

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もうこの時点で真犯人は別にいるのよ。タイトルの前から怪しかったからね、この人。明らかにこの人の犯行が続くんだけどはっきり見えすぎててなぁ……。コナンといえばあの黒い人影って所あるからさ。それがないのはちょっと物足りない。ないということで真犯人がいることもはっきりわかってしまう。

声以外にも判断材料増えたのは残念だな。単純に物語を楽しむことができなくなってる。もっと単純に楽しむことができるようになればいいな……と思う。たぶん過去の作品を良く思うのはその時まだいろんなことを経験していなかったからだろう。いろいろと知ってから見ると意外と微妙だったりするんだよね。

 

ピンチになる園子。

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かくれんぼの時点でピンチになるのはわかってたけど死にかけるとは思わなかった。霊安室に入れるとか確実に殺しに来てる。犯行がバレなきゃいいんだろうけどこれは危険すぎるだろ。結局沈没させるつもりだからもうどうでもよかったのかな。この程度の船ならサルベージもないし財宝狙いもないんだよね。探偵バッチなかったら本当に死んでた可能性ある。

目覚めたとき暗い箱の中とかトラウマものだろう。軽く笑ってすますのは園子だからだよね。劇場版だけなら園子かなりいい物件なのよ。金持ちとこの性格ならほっとかれるはずないんだけど。「元取ってやる」とか言い出す貧乏発言もあるからね。キャラがブレてる感じがしないでもない。

 

コナンを持ち上げる小五郎。

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ふと思って調べたんだけどさ、

7才児(小学1年生)の平均体重データ(男子):スクスクのっぽくん

小学1年生の平均体重は23~25kgくらいなのよ。20㎏超えるのを片手で持ち上げて軽く投げ飛ばす……小五郎の腕力すごくないか。ダンベルとか重いものを持ってる感じがしないんだよ。コナンが軽い方だとしても20㎏はあるだろうし、小五郎の体重もそこまで重くない。というか80kgの私ですら20㎏の子供抱っこすると結構傾くよ。ほんとにボール投げるように投げ飛ばすからね。この世界の重量どうなってるんだ。腕力は柔道とか得意だし多少あっても不思議ではないんだよ。鍛えてはなさそうだけど平均よりちょっと上にはいそう。たぶんコナンが小型すぎるのが原因だろうね。

 

犯人とボートでの追撃戦。

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ボートはあれか、瞳の中の暗殺者以来か。ここは爆破からアクションたっぷりになる所だけどもう一つ面白さに欠ける。障害物解かないからね。コナンのボール→麻酔銃のコンボはよかった。ボールを囮にして飛び乗るのはカッコイイ。こういう二段構えの作戦というのも悪くない。

犯行の動機は15年前の事故だった。事故ではなく事件で犯人に被害者の息子が復讐をしていたということ。爆弾まで仕掛けるとかこの世界の爆弾業界どうなってんのよ。実際作ると簡単にできそうだけどしっかり威力のあるやつとなるとめんどくさそうなんだよね。コナンの世界の義務教育なんだろうか、爆弾製作。

 

真犯人にたどり着いたおっちゃん。

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「私が嫌いな人に似てた?」「逆だよ」

好きである。これナイトバロンの時に新一も言ってたよね。「その人が犯人じゃないありとあらゆる可能性を探す」って。その結果その人が犯人だということに気づいてしまった。コナンがわかりやすい方に行った分小五郎がちゃんと犯人にたどり着いてた。

ところで小五郎さんや、救命胴衣どうした。蘭を送った時にはつけてたよね。わざわざ外す意味はないと思うんだよ。まぁあんなの着てたらアクション活きないから仕方ないか。

 

犯人のアリバイを真犯人も利用する展開は好きですぞ。お互いに利用しようと思ってるから成り立つ作戦。便乗犯がいるのもわかってたけど、被害者のフリをするのはリスクでしょ。もし念のために首でも刺されてたら死んでたぞ。私なら確実に仕留めるために複数回行くな。その辺が抜けてることも分かったうえでの犯行だろうか。

やっぱり小五郎が起きて推理するのはいいね。小五郎の信念が見えて好きなんだよ。寝てるのが基本でお調子者だから起きてからも対応できるけど、しっかり解決する時は本当にいい。弁慶の時とかライターに凶器入れたときとか起きてたのあったよね。なんかこういう小五郎活躍というのもたまには見たい。まぁ映画なら20作に1つくらいでいいかな。あんまり多いと飽きる。

派手さはあんまりなかったけど小五郎活躍ということもあり好きな方の映画ですね。最初の5作が強すぎるから、ベイカーの次くらいになりそうな感じ。これからはこういう丁寧な作品が増えるんだろうか。迷宮の十字路の時地味と思ったけどここまで見るとあれも許せるようになる。やっぱり最初の方が派手過ぎたんだな。

 

 

本記事の画像は全て劇場版名探偵コナン『水平線上の陰謀』より引用しています。