あの組織がガッツリ出てくる映画ですね。なんか初期がコナン映画＝爆発だったからまだまだ爆発がないことに違和感がある。だからこれもなんか映画という気がしないのよね。
虫取りに来た少年探偵団。
夏休みの遊びかと思ったら割と大事な行動してた。そしてここで活躍するサスペンダー。冒頭の説明じゃなくてこういう所でインパクトあることすると絶対後半でも活躍するのよね。というか後半で活躍するための事前準備なところある。
ここでカブトムシ見つけるのはいいんだけど、バスの中はやりすぎではないか。カバンについてたら気づかないのも納得なんだけど、あのカブトムシ飛べないのよ。そこが問題だよ。落下以外に可能性ないし、そもそもカブトムシって夜行性……。あんまり細かいこと突っ込むとキリがないからやめとこう。
連続殺人が広域で起こったということで色物刑事大集合
横溝家族はいいんだけど、杖ついてるの覚えてないな。群馬県警のへっぽこはよく覚えてるんだけど。というか女の人が何かあるのかと思ったら何もなくてびっくりした。本当になにもないキャラクターだった。事件に絡んでるわけでもなくただの怪しまれる存在だけだった。というか他の人たちも単純にゲスト的に映画に出しましたって感じだけだったな。へっぽこ警部以外は何もしてない印象がある。鎮魂歌と違ってこっちはあんまり好きじゃない感じかな。それぞれがそれぞれの特徴を活かして活躍してなんぼだとおもうのよ。単純に出ただけというのはちょっと……ね。
このレベルの刑事がまとまって操作するのはどのくらいのことなんだろうな。あんまりないとも思うのよ。普通にありきたりなのか、ガンダム5機確認くらいにやばいことなのかわかんないんだよ。まぁ階級だけではわからないところもあるし仕方ないか。
犯人候補の一人
なんか疑われてました。被害者の一人ともめごとを起こしたとかなんとか。ここで悪い活躍をするへっぽこ警部。あれ刑事やっちゃダメなタイプの人でしょ。コナンが推理役に選ぶだけのことはある。この時点では小五郎、園子、へっぽこ警部だけだったと思う。事故って服部とかもあったけど例外なので除外してます。あと電話でやった蘭とか口パクの博士も単なる伝令役なので除外。やっぱり寝て起きてすべて終わってる謎をスルーできる鈍感力が必要なのか。そう考えると他にはもう居そうにない。
というかここまでやってて麻酔銃の弾が1つだけなのはサイズ的な問題かな。どう考えても数発入れた方がいいと思うのよ。その辺の改良はしてくれないのか。割と1発ミスってピンチの時は多いと思うんだけど。まぁピンチにしやすいから残ってるんだろうね。
そして滑らかに人質になるベルモット。違和感ないタイミングで来るのって大変なんだけどな。エスカレーター登ってるわけだし一瞬間違えたら人質になれなかったハズ。その辺の調整もうまいとしたらプロだよね。
そして奪われるコナンの指紋
高校の方でも工藤新一がいた話が出て兜が壊されてた。あの文化祭の後ということだったのか。もっと前に終わってたと思ったよ。原作は40巻くらいまで持ってるからそこまではわかるんだよ。あれ23とか26とかその辺でしょ、買い足す前の終わりの方だったから覚えてる。こういうタイミングがわかる話はすごく助かるんだよ。
というかここまではっきりバレるやり方するんだね。明らかにとったのわかる状態で置いとくとは思わなかった。普通にとった後に落としてどっか行ったフリでもすればいいのに。もうほぼ確定で偽装工作も意味がないと思っているのか、それともバレない自信のある侵入だったのか。
そして偽物がいることに気づく佐藤刑事
真っ先に疑うのはあの女の人よね、でも怪しすぎて違うのがはっきりしてた。横溝兄弟もなんか怪しいところあったから逆に違う。メタ的に削っていけば大体わかるのよ。鎮魂歌のこともあるし劇場版初登場が偽物というのは珍しくない。
というか刑事はそこまで活躍してないから目立たんのよ。目立たないやつが鍵になることもないからなぁ。そういう判断し始めると推理物は楽しめなくなるよ。だって犯行時に一番犯行しにくいやつが犯人の可能性高いもん。
佐藤高木ペアは健在だったね。高木刑事がちょっとカッコよくなってた。棺で嫌味だった白鳥とは真逆なんだけど、スタッフに高木派でもいるのかな。ちゃんと佐藤刑事のこと信用しつつ自分で責任取るって言ってるところもよかった。まぁやるときはやるんだよ、高木刑事は。
捜査するコナン
「小五郎の助手」って聞いてペラペラしゃべりすぎだろ。私なら信用しないだろうからこの辺の感覚はわからない。有名ならわかるけど全く知らない子供が来ても話すことはないだろうに。これもコナンの謎よね。刑事たちの間ではコナンがいるとうまくいくって話が流れてたけど一般人はそうではないもんね。それこそカウントダウンのおじいさんみたいにあしらわれて終わりよ。これも突っ込んだら終わりだからやめとこう。
服部と協力してうまくやってましたね。京都とか出てきたらまぁ彼の出番よね。こっちからじゃいけないしコナンじゃ入手できる情報限られてるし。服部は実質警察関連だからいろいろ情報入手できそうなのよ。そう考えるとコナンより捜査できるのよね。コナンとして身分隠したままやるしかないから仕方ない部分もおおいか。
真犯人と偽物
でかいってことから特定してた。そうね、女の人が成り済ませないガタイって考えたら一人だわ。まぁ他のがあんまり活躍してないし立場的に一番上だからこの人だろうな……という感じに思ってた。
というか博士のギャグが当たるという奇跡よ。ビートルズの話がマジだったとは。カブトムシが部屋の中まで侵入したという違和感は尋常じゃないけどまぁスルーしよう。ゴキブリなら納得の展開なんだけどね。夜行性な所とかカブトムシの生態をあまり考えてないストーリーだと思ってしまった。そういう所が見えるとどうしてもきになるんだよ。もう爆破爆破でどんどん盛り上がる方が楽しい気がしてくる。
殺人の理由は「妹が死んだから」エレベーターが動かなかったとかそういうんだろうな。定員問題あるけど多少ならいいと思うのよ。みんな軽そうだし1人分くらいごまかせたと思う。
- エレベーターでは1人65kgで計算する
- 定員×65×1.1以上になったらブザーが鳴る
ということでした。7人なので約500kgまで余裕あるのよ。一人62.5kgならセーフになる。被害者に太った人いないし女性も多い。
統計局ホームページ/日本の統計 2015−第21章 保健衛生
平成24年のデータです、本作は平成21年公開なのでほぼ同じとみていいでしょう。20歳以上の男性平均約66kg、女性平均約53kgということがわかった。本作の被害者は男性4人で女性3人、そして降りたのが女性1人だから平均で計算すると66×4＋53×4＝476になり、8人乗ってもブザーが鳴るまで約24kgの余裕があることが分かった。なんで降りたんだろ。乗ったままでも問題なく動くのに。緊急時なんだから定員数なんて見てないでしょ。明らかなデブもいないどころかほぼやせ型だらけなのになぜ乗れなくなったのか……謎である。
そして撃たれるアイリッシュ。
バレたから殺したそうな。しかもジンが嫌いだからコナンのことを隠してた。黒の組織の内部抗争とかはいい感じですな。バレたらコナンも終わるからそこんところをうまく調整した感じがある。ピスコの時と言えば完全にアガサ博士が黒幕だった時ではないか。あの時灰原撃った後に「あのお方から直々の命令だ」みたいなことをジンが言ってるからね。博士が灰原を守ろうとしたという流れが自然なのよ。まぁ原作者が違うって言ってるからそういうことにしておこう。
そして始まる大ピンチ。
いや、これなんだよ。スナイパーライフルはアイリッシュの体貫いたのになんでヘリの機銃は貫通できないんだ。どう考えてもヘリ備え付けの方が威力高いでしょ。それにアパッチっぽいけど4人乗れてるんだよね。たぶん普通のヘリを改造して武装したんだろう。そうでもないと機銃の威力が意味不明。というかこんな状況になったらもう自衛隊でしょ。気づいてないとかじゃなくてこの下にパトカー大量にいるんだよ。どう考えてもおかしな状況である。爆破と違う危機感出そうとして失敗した感ある。なんかやりすぎなんだよね。
やはり初期の作品のせいで爆破を求めてる自分がいる。エレベーターは荷物持った人がいたんだろう。緊急時は最低限で逃げとくれ。でないと助かる人も助からなくなる。博士がちょっぴり活躍したのは良かったですね。というか小五郎の声はここまでなのか。次回から変わるっぽいのでちょっと寂しい。
