1991年の映画『アダムスファミリー』の感想です。2は何回か見たことがあったんですが、これはあんまり見たことがない感じだった。1～2回ではなかろうか。
内容は、25年間行方不明の兄が帰ってきたと思ったら偽物だったと思ったら本物だったお話。
結婚とかキャンプは2の話ですね。
本記事の画像は全て1991年公開の映画『アダムスファミリー』より引用しています。
手だけしかないハンド。
91年ってことを考えると相当頑張ったな。小さくて見えにくいこの手がいいキャラしてんのよ。目がないのに左右見渡したりするし、最終的にモールス信号使いだすし……。本当に特徴たっぷりのキャラなんだよね。
みんな大好き隠し扉。
大金持ちのアダムス家の財産が狙われるお話でもある。本棚の隠し通路は王道中の王道である。作りたいけど本とかいろいろ準備しなきゃいけないからなぁ。実際に作ってる人がいたら相当頭おかしいだろう。そもそもそんな通路作ってどうするんだろう。まぁロマンなので現実とかしらねぇよ。
というか家の中で戦いとかもう開幕から頭おかしい一家なのよね。そういう家族だということなんだけど本当にトチ狂ってる。
行方不明の兄そっくりの人。
そっくりだから兄に成りすまして金庫を奪おうという作戦。ただこの兄相当頭おかしい。開幕から怪力だしどう考えても本人じゃないかな、と言う感じだった。
頭剃って降霊会に合わせて突撃してなりすまし完了。弟は疑ってなかったが、家族は相当疑っていた。
アダムス家での生活は普通の人間には地獄だったり。
食事含めていろんなところでバレていく。とうとう弟にも疑われてしまう。というか弟は自分に原因があると思ってたから兄だと思い込んでいたのね。しかし、普通の感覚してたらこの家もう無理でしょ。ダイナマイトとかチェーンソーとか青酸カリを見た家族が「青酸カリならうちにあるのに」とか言い出すんだよ？もう無理でしょ。コナン君じゃないんだからさ。
子供に人殺しのことを教えるフェスター。
子供がお芝居の練習してた時にガッツリ教え込むのよね。こういうのは好きだったんだろうか。というか殺人はしたことあるんだろうか。記憶喪失だった本物なのでこの辺は血というやつかな。本当的に好きになるんだろう。
そして絶対的存在だった母をほっといて子供を優先してしまう。金庫より学芸会を選んだ。そりゃ命令してくるだけの母より慕ってくれる子供の方が可愛いだろう。特に嫌がられてもないし、甥っ子姪っ子はかわいいものだからね。
観客ドン引きの出血バトル。
フェスター、やりすぎや。客血まみれやったぞ。子供たち泣き出すレベルのことやってんだよなぁ。この家族頭おかしいよ。ここまでガッツリやるから面白いんだけどさ。
金庫より子供を選んだことで偽物の母親が怒って強硬策へ出る。フェスターが兄なので、全ての財産をフェスターの物にして住んでた家族を追い出した。でも担当者と一緒に財宝探すも迷路にトラップで全然見つからないんだよね。からくり屋敷は楽しいんだけどあそこまでごちゃごちゃだと忘れそう。ウェンズデーが逃げるときにいろいろ使ってたのが楽しそうだった。あそこ多めにやって欲しかったな。
追い出されて再起を計る家族。
借りるお金はあったのね。みんなお金を稼ぐために頑張ってた。子供が路上で怪しげなものを売ってる時にガールスカウトの女の子が来た。あれ、2にも出てた子でしょ。キャンプメンバーではメインヒロインみたいな位置だった気がする。
そして子守りをして子供を泣かせる母親。普通の話じゃ面白くないからと言って怖がらせてどうする。というか子供たちの表情よ。何やってんの？感MAXなの好きすぎる。どうやって撮ったか気になるシーンでした。
一番働いていたのはハンド。
配達技術がすごいのよ。小さいのがいきなり来てみんなびっくりするくらいで他の問題はなかった。投げても百発百中だし本当に完璧すぎる。というかいきなりこんなのが働いててみんなどう思うんだろう。履歴書とかどうしたのよ。顔写真無理でしょ。91年のアメリカの雇用制度は知らないからまぁいいけど。
家に帰った母親が捕まって大ピンチで父親が戻ってバトルして兄が覚醒する。
この本欲しい。なんかジュマンジ思い出した。こういう特殊な本って面白いよね。
結局悪者二人は風で飛ばされてそのまま埋葬。偽の兄は雷で記憶を取り戻して本物に戻った。
そして幸せな報告と共に幸せなキスをしたのでした、めでたしめでたし。
ここでなんか報告してたのって子供でいいんだよね。2で赤ちゃんできてるしたぶんそうだと思うのよ。もう終わったと思って流し見してたから聞き逃しの可能性もある。
とりあえずやばい家族でした。本当に2は割と覚えてるのにこっちあんまり覚えてない。トチ狂った家族感あっていいんだけど、やっぱり2の方が好きだな。また今度2を見よう。
