シニャの趣味部屋

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【★★☆☆☆】シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版 感想【10年遅い】

ようやく書けるシンエヴァの感想。そもそも劇場行ってないし、プライムビデオで見た組なので期待値が0からのスタートなのよね。そしてほぼそのままだった。

 

タイトルにある通り、個人的な評価は★★☆☆☆(星2個)ですね。正直めっちゃ低い。なんならQより低いまである。

とりあえず言いたいのはね、説明しすぎなんだよ。

確かにQの時に思ったよ?「シンジにちゃんと説明しろよ」って。だからといって「ちゃんと説明したら解決しました」みたいな感じになるのは違うと思うのよ。そもそもさ、エヴァって意味不明なのよ。意味不明なのが意味不明なまま行くのが面白かった部分もあるのよ。あんなに説明説明されたら興が醒めてしまうんだよ。

TV版1話から説明不足なんだよ、ゲンドウは。「いいから乗れ」とか言うだけで親子の会話もなくてさ。説明しないで来ていろんな問題起こってたのにここにきて「説明して話し合ったら問題解決しました」はやめてくれ。ずっっっっと思ってた問題点を解消したら終了、というのはなんか……ね。

 

正直ね、面白エヴァ発表会みたいに変な量産機出てきたのも嫌いな所。もうね、絶望感がない。エヴァがね、使い捨ての兵器に成り下がってるのよ、それは戦略自衛隊の仕事だったと思うんだ。まだMark.6とか役割事に存在するエヴァはいいよ、でもエヴァが使い捨て兵器になったのがなぁ……。特別感なくなったよね。

使徒に通常兵器は効かない、だからエヴァが必要で、特別な存在になっていた……と思う。もう使徒もいないしエヴァ同士の戦いだから必要ないんだけどさ。私がそういう流れの変化についていけてないだけの可能性もある。個人的には特別なワンオフ機であって欲しかったのよ、エヴァは。

一番やばいのはあのCGよ。親子喧嘩の時普通に笑ったからね。劇場で声だしてた可能性あるし行かなくてほんとによかったと思ったよ。10年前のプリキュアとやりあえるCGなんだよね。建物とか箱のまま転がってたじゃん。演出としても、あぁいう特撮の時は下に固定されてるから転がったりしないのよ。その辺庵野監督ならわかってるはずだし違和感が尋常じゃなかった。建物はいいとしてもエヴァのCGもなぁ……。着ぐるみ感出すならもっとしっかり出せばいいし、ブロリー(2018年公開)の足元にも及ばないレベルというのが悲しい。

 

はっきり言って一番嫌いなところはマリ。迎えに来たのはいいよ、破の時も迎えに来た(避難所に突っ込んだ)のはマリだった。だから今回もマリがちゃんと迎えに来て、マリと結ばれるのも問題はないし、いいと思ってる。でもなぁ……「乳の大きい いい女」が下品なのよ。エヴァの女性キャラはいろんなのがいたよね、レイVSアスカはもちろん委員長もマジメでいいお嫁さんになりそう……と思ったら本当になっていた。ミサトさんが一番ずぼらだったくらいかな。ずぼらであっても下品という感じじゃなかったのよ。下品になったのはラインを越えた感じがあるから嫌いである。人として最低限の品格がなくなった感じがしたのよ。この辺は個人の感覚の差だろうから仕方ない。

 

ここまで言っておいてなぜ星2つもあるのか、その理由について書いていこう。

シンプルに“終わらせたこと” これで星1つ。最近終わらせない作品も多いからね。終わらせ方云々は置いといて、ちゃんと終わらせたというのはよかった。ただこの感じで100億行くのも謎だし、絶賛されてたのも謎よ。確かにこれが10年前に見れたなら私も絶賛したと思う。でも今2021年よ?序は2007年9月なんだよ?コロナ分引いても13年はかかってんのよ。序の時に生まれた子供がシンジと同い年と考えたら恐ろしいくらい時間たってるんだよ。13年(14年)待たされてこれというのはちょっと……。2015年までにこれが見れてたらもっといい評価ができたと思います。

ケンスケがシンジを引き取る所とか、TV版を思い出していい感じなシーンも多い。そういう過去の流れを受けて演出してる部分というのは懐かしさもあってよかった。そう考えると結局人VS人(冬月が人なのでシンエヴァも人VS人と言えるものとする)になったり量産型エヴァと戦ったりするのは旧劇から変わってないんだよね。そこは良くて悪い所って感じかな。ゲンドウがユイにこだわるのも昔から同じだしこれは変わらなくてよかったところでもある。そういう変わらなくてよかったところと変わって欲しかったところが入り混じってる感じはある。

 

もう一つの星は、綾波が待っていたこと。これはシンプルによかった。助けるだけじゃなくちゃんと待ってたんだなっていうのでよかった。「碇君がエヴァに乗らなくていいように」って言ってたしそのために頑張ってたのは評価したい。そしてここに私のシンエヴァに対する評価が低い最大の理由があると思う。

たぶんね、綾波がいなくなった時点(破)でもうエヴァにサヨナラしてたのよ。あの流れで助かる展開はないし、Qでも違う存在だった。そしてアヤナミレイ(仮称)は完全に別物。私がエヴァを最初に見たのはいつか分からないけど、記憶にあるのはシンジと同い年の頃だから、18年くらい綾波派でやってきてる。新劇になっても変わらず綾波派でいた……だからこそエヴァはもう終わった存在だったような気がする。

すでにエヴァにサヨナラしてたから、エヴァに別れを告げるこの作品の評価が低いのかもしれない。

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