シニャの趣味部屋

アニメにガンダム、時々映画。好きなことを好きに書いていくだけのブログ。

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【機動戦士ガンダム0083】ジオンの残光【感想】

次元の声優がデラーズ閣下からガトーへと受け継がれるということでジオンの残光を見ることにした。こういう機会でもないと改めて見ることってないからね。普通に見たことあるけどここ10年は見てない気がするんだよ。というか映画だけなら1~2回の可能性もある。

映画は1992年、OVAは1991年から発売されてるのでちょうど30年前の作品です。30年前にしてはしっかりしていました。

余裕ができたらOVAの方で細かい感想を書きたいので、軽く感想を書いていきます。

 

ニナの回想で物語は始めり、2号機が奪取される。

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核装備ゆえの重装甲ということでかなりジオンな感じに仕上げてますね。あごの感じとかほんと独特。ガンダムをジオンっぽくしてくるのはいい感じなのですよ。角ばった所と丸みのバランス、お見事です。初めて作ったMGはサイサリスだったなぁ。お正月に買いに行って、大きめの買おうと思ってサイサリス選んだんだよね。アニメ見てるわけないし、箱の説明だけみて買ってんのよ。ゼフィランサスとかもっと普通のあったのにわざわざ核、バルカン、サーベルしかないやつを買ってる。どう考えても頭おかしい。もっと普通のが他にもあったのにわざわざサイサリスを選ぶセンス、昔から頭はおかしかったようですね。発売の翌年だとしても初代、Z、G-3、ゼフィランサスフルバーニアン、Mk-Ⅱ……ガンダムだけでもこれだけある。その中でサイサリスを選ぶ小学生とか嫌だな。

 

カッコいいドムトローペン

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この辺はしっかり訓練した兵士か一年戦争の生き残りでしょうね。連邦側には新人もいるし相手にならなかったんでしょう。練度の差というのはすごく大事なんだよね。まぁドムがカッコいいからそれでいいんだけど。

残念なのはザメルがカットされてたところ。普通に霧の中でシールドさして終わりだった。ニナが「1号機をお願いします」って言って終わりだった。まぁ1クールのを2時間にするんだから仕方ないよね。でもザメルは地味に人気機体だと思うのよ。カットしたのはちょっと残念だった。まぁカットされた分戦闘が濃くなった気がしたからプラマイゼロということにしておこう。やはり戦闘シーンは大事なのだよ。

 

宇宙で出会うシーマ

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獅子身中の虫め。ガトーがいると反対するのわかってて採用するデラーズ閣下もちょっと……と思うシーン。まぁ戦力がないとダメなのはわかる。戦いは数だもんね。でも裏切者は必要ないでしょ。信用できない戦力もあればいいというものではないんだよ。

というかこの後のカットの問題でシーマの暗躍が減る。月に対してはしっかり残ってるけど連邦に対してはカットされてる。だからちょっとわかんなくなってるのよね。あとは毒ガスね。あれがないとシーマがわかんないんだよね。この作品だけだと結構嫌なやつって感じだよ。OVAなら悪党って感じがあるんだけどね。その辺はカットの弊害か。

 

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カットされたといえばヴァルヴァロ。ストーリー上仲直りがあるから修理はするんだよ。そしてそのまま放置。流石にちょっとやばいと思った。というかさ、バニングのラストもカットなのよ。もう大事な所がカットカットカットカットだよ。普通にギプスを杖で叩いて退場だからね。見ててびっくりしたよ、そこで終わるんですか……と本気で思った。だからガトーの位置を知る話もないし、シーマの暗躍もない。というかシーマと連邦の密会もカット。ここで一旦出ていけって言われる話は残ってるのよ。ガトーからの捲土重来の連絡も来てる。それでこれだから軽く裏切った人になってるんだよね。ここは残念なカットかな。せめてあのガトーからの連絡がなければただのジャンク屋で何とかなったのに。

 

私は帰ってきた!!

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観艦式を強行した連邦への一撃。大事でいいシーンです。バニングはカットされましたが、ここに向かうサイサリスと途中の戦闘はちゃんと残ってる。やっぱりガンダムの戦闘はしっかり残すんだね。踏み付けとかいろいろ見て楽しかったよ。この後の1号機と2号機の戦闘もしっかり残ってます。VSシリーズの格闘元を見る感じで楽しかった。

ただ連邦への手土産がなくなったシーマがコロニー強奪をやるしかないって言ってるシーンもちょっと違和感あるね。そこまで覚悟する必要がどこにあったのか……となってる。カットによる違和感は総集編だからもう仕方ないと割り切るしかない。

 

獅子身中の虫、動くとき

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ここはシーマ様の判断の速さが出てる。この頭の回転ないとここまで生きてこれなかっただろうね。でも味方を撃つというのはどうなんだろうか。それにためらいがないのもヤバイ。もう汚れ仕事担当で感覚が狂いに狂った感じかな。

というかここの銃撃シーン、横から撃たれたっぽいのに後ろに頭くっついてるんだよね。撃たれた向きと違う気がするんだけど。横から撃たれたら横にからだ飛びそうな気がする。まぁこの辺は演出的な問題かな。

阻止限界点を越えたのに両サイドいろいろとやばいのがいて大変なことになってた。というかシーマはバスクともつながりがあるとかコネやべぇな。ほんとにどこへでも繋がれるタイプの人よ。でもどこ行っても扱いは一緒なんだろうな。使い勝手のいい派遣みたいなもんでしょ。正社員になる道は自分で潰してしまってるからどうにもならないのがシーマの悲しい所。この人はまだ同情できる部分があるだけいいんだよ。

 

ないのはこっち

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ニナ・パープルトン、2時間になったことでやばさマシマシである。高圧的な態度、イチャイチャ、喧嘩、仲直り、敵対というのを2時間でやってのける。しかもこの後ガトーと一緒に立ち去ってまた地球に戻るという謎ムーブ。マジで意味わからん。理解できるのはご飯の時にデータ持ってきたコウに呆れたときくらいかな、あれはほんとにない。ご飯を妨害してくるのはダメだよ。

ザメルとかヴァルヴァロカットされてるのにニナがアナハイムで恋バナするのは残ってるんだよ。同僚にいろいろ言われるのがガッツリ残っててなんか違和感。あそこまで好きでいたのにここで信じられない寝返りだからね。獅子身中の虫はこっちじゃないのか。

 

最後の戦い

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わざわざ待ってて決着付けるのいいよね。機体相性で不利なのにしっかり戦うのは武人っぽくていい。

最後に連邦が投降を呼びかけるんだけど、これは敵だけじゃなく自分たちも死にたくないからだろうね。窮鼠猫を噛むというけど死ぬ気のやつほど厄介なんだよ。あと連邦は戦意が怪しい部分もある。アクシズ艦隊への警告も同じだろうな。あそこで戦うと勝てるけど多くの犠牲が出る、だから時間すぎても警告で済ませたんだろう。やはり戦うのは最後の手段よ。戦わずに済むのが一番いいというのは孫氏の兵法の基本だもんね。まぁ相手を戦うしかない状況に追い込んだのは誰か、という話ですけどね。

 

個人的にデラーズ・フリートはかなり好き。“核搭載MS作った連邦悪い”って言いながら自分らが核使うからね。正直、使った方が悪いと思う。しかもスペースノイドの自由のために戦ってたのに、短期的に見れば弾圧を招くことになる。大局的に物を見ていないのはどちらなのか……ということ。

でもこういう目の前しか見てない感じ好きなのよ。それにこの戦力でコロニー落としを成功させて「敵ながらあっぱれ」と言わせてる。デラーズ閣下はトップではなく作戦指揮官としては有能だったということで、ギレン総帥の人を見る目の正しさが出てると思うのよ。

久しぶりに見たけど、OVAが見たくなっただけだった。カットは仕方ないけどその分物足りないのよ。

 

本記事の画像は「機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光」より引用しています。